
角田裕毅は「間違いなく素晴らしいチームメイト」とリアム・ローソン
F1第15戦イタリアGP初日2回目のプラクティスを18番手で終えたリアム・ローソン(アルファタウリ)は、F1に慣れない自身に「すごく協力的」な角田裕毅は「間違いなく素晴らしいチームメイト」だと語った。
オランダでのデビュー戦を終えてローソンは、「ドライブするのが本当に複雑」なF1マシンの「基本操作に慣れる」べく、シミュレーター作業を通して徹底的にエンジニアと話し合い、モンツァに向けて準備を重ねてきた。
ただ、ローソンを手助けしてきたのはチームだけではない。「ユーキはすごく協力的で、間違いなく素晴らしいチームメイトだよ」とローソンは語る。
「先週のレース前にはダニエル(リカルド)も、できる限りのアドバイスをくれた。彼らと同じ様にチームも本当に協力してくれている。できるだけ早く僕がスピードを上げられるようにね。すごく役立ってる」
角田裕毅とローソンは2019年のユーロフォーミュラ・オープン時代、モトパークのチームメイトという関係だった。また同年のFIA-F3選手権モンツァでは揃って表彰台に上がった。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
優勝した角田裕毅(イェンツァー・モータースポーツ)と2位のリアム・ローソン(MPモータースポーツ)、2019年9月8日(日) FIAフォーミュラ3選手権第7戦(モンツァ・サーキット)
FP2では角田裕毅から0.471秒遅れでクルマを降りた。
「今日は望んでいた全てをやり終える事ができた。勿論、これは重要な事だけど、まだやるべき事が残っているのは確かだ。幸いにも予選に向けては、まだ明日のFP3で準備を整える事ができる」
前戦とは異なり、モンツァの予選では代替タイヤ配分方式(ATA)が採用される。Q1はハード、Q2はミディアム、そしてQ3はソフトに装着コンパウンドが制限される。
「予選の各ラウンドでタイヤコンパウンドを履き替えるというのは、僕にはF1で経験のないことだけど、各々のタイヤ、特にQ1のハードタイヤから最大限のパフォーマンスを引き出すために、予選ではタイヤのウォームアップに焦点を当てる事になる」
2023年F1イタリアGPの初日FP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手ランド・ノリス(マクラーレン)を1000分の19秒差で退けた。3番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間9月2日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。