“ウィリアムズ・ルノー”誕生の可能性は消滅? メルセデスとの契約更新が濃厚に
2020年シーズンに向けて、ウィリアムズがメルセデスとのパワーユニット契約を解消し、新たにルノーとパートナーシップを結ぶのではとの噂が流れていたが、グローブのチームはシルバーアローとの契約を目指しているようだ。
F1イギリスGPのためにシルバーストンへと姿を見せたクレア・ウィリアムズ副代表は「ルノーと交渉した事実はありません」と語り、2020年の”ウィリアムズ・ルノー”誕生の可能性を否定した。
「メルセデスと話し合いをしています。我々は2021年末まで彼らとの間で新しいパートナーシップ契約を結ぶことを望んでいます。彼らは非常に献身的で素晴らしいパートナーですし、トト(ウォルフ/メルセデスのチーム代表)がウィリアムズでF1でのキャリアをスタートさせた事は周知の事実です。我々は彼との間に素晴らしい関係を築いています」
ウィリアムズがルノーへの鞍替えを検討しているとの報道の根拠には、ギアボックスの存在があった。メルセデスはパワーユニットとギアボックスの一括購入を要求しているが、自社製造に誇りを持つウィリアムズはこれを拒否。そこでルノーへの接触を試みたというのだ。
では、ウィリアムズはメルセデスの要求に従ってギアボックスを購入する決意を固めたのであろうか? クレア・ウィリアムズ副代表は現在の状況を次のように明かした。
「今後我々は自社製造するのか外部委託するのか、それともメルセデス製のものを購入するのか、はたまた別のサプライヤーから購入するのかについて決定を下す予定です」
「ですが、2021年にはチームのコラボレーション方法に変化がもたらされるでしょう。我々は関与の度合いを縮小したいと考えています」