2020年第104回インディ500予選ファストナイン最中のインディアナポリス・モーター・スピードウェイcopyright Indycar

2020年第104回インディ500 予選総合結果︰アンドレッティがポール、佐藤琢磨は最前列3番グリッド

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2020年第104回インディ500の予選セッションが、米国インディアナ州現地8月15日(土)と16日(日)の2日間に渡ってインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で行われた。

予選1日目は10番~33番グリッドまでを決すると共に、翌日開催のポールポジション決定戦”ファストナイン”の出場権を懸けて、33台のマシンが激しい争いを繰り広げた。

IMSを走行するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨。2020年第104回インディ500予選ファストナインにて
© Indycar / アテンプト中の佐藤琢磨

2017年以来、2度目のインディ500チャンピオンを目指すレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、9番手タイムでファストナイン進出を決めた。世界3大レース全制覇を目指す2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソ(マクラーレンSP)は26番グリッドと厳しい結果に終わった。

そして迎えた2日目。「最終調整必至」との佐藤琢磨たっての要望で、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングはグレアム・レイホールを含めて、直前のプラクティスでマシンを走らせたが、他に参加車両はなかった。しかしながら、これが佐藤琢磨のフロントロー獲得をアシストした。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨とグレアム・レイホール、2020年第104回インディ500予選ファストナインにて
© Indycar / 佐藤琢磨とグレアム・レイホール

佐藤琢磨は、手探りでコンディションを見極めなければならないトップバッターという立場にも関わらず、1周目を230.805mphで入ると2周目に230.916mph、3周目に230.659mph、4周目に230.520mphとスピードを落とす事なく一貫したペースを刻み、平均速度230.725mphを記録した。

アテンプトの直後、チームオーナーのボビー・レイホールは「ダウンフォースを付けすぎたかも」と悔む様子を見せたが、最終的に佐藤琢磨を上回ったのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポーツ)とスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)のみとなり、佐藤琢磨はキャリア初となるインディ500のフロントロー3番グリッドを手にした。

最終走者のマルコ・アンドレッティは平均231.068mphを記録。1987年の祖父マリオ以来、33年ぶりに、アンドレッティ家にインディ500のポールポジションをもたらした。アンドレッティ・オートスポーツがインディ500のポールを獲得したのは2005年のトニー・カナーン以来初となった。マルコの担当エンジニアには、佐藤琢磨がインディ500を制した際のギャレット・マザーシードが就いている。

チップ・ガナッシのスコット・ディクソン、2020年第104回インディ500予選ファストナインにて
© Indycar / アテンプトに備えるスコット・ディクソン

2020年第104回インディ500予選ファストナインを終えてポールポジション獲得を喜ぶアンドレッティ・オートスポーツのマルコ・アンドレッティ
© Indycar / ポールポジションを喜ぶマルコ・アンドレッティ

ファストナインへの進出を決めた9台の内、8台がホンダエンジン勢と、シボレーエンジン勢は劣勢に立たされた。

ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントのテッド・クラウスは、本大会の予選ブーストレベルが例年より高い事がホンダの優位性に繋がっていると考えている。ただしマイケル・アンドレッティが「レーストリムではもっと接近すると思う」と指摘するように、500マイルでのレースでは、そのアドバンテージも限定的となり得る。

佐藤琢磨は2017年の第101回大会を制した際、4番グリッドからアジア人初の栄冠に輝いており、本大会ではそれを上回るグリッドを手にした事になる。コックピット保護デバイス「エアロスクリーン」が搭載された今季のマシンはオーバーテイクが難しく、集団先頭からのスタートは例年以上のアドバンテージとなる。

2020年のインディ500は、BSスカパー!が8月16日(日)26時~29時に予選2日目を生中継し、GAORA SPORTSが8月23日(日)26時から決勝レースを生中継する。視聴には「スカパー!」の他、ケーブルテレビの「J:COM」や光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」との契約が必要となる。

スカパー!

2020年第104回インディ500 予選総合結果

Pos. Driver Speed
1 マルコ・アンドレッティ
Andretti
231.068 mph
371.868 km/h
2 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
231.051 mph
371.841 km/h
3 佐藤琢磨
RLL Racing
230.725 mph
371.316 km/h
4 リーナス・ヴィーケイ
Ed Carpenter
230.704 mph
371.282 km/h
5 ライアン・ハンター=レイ
Andretti
230.648 mph
371.192 km/h
6 ジェームズ・ヒンチクリフ
Andretti
229.87 mph
369.94 km/h
7 アレックス・パロウ
Dale Coyne
229.676 mph
369.628 km/h
8 グレアム・レイホール
RLL Racing
229.38 mph
369.151 km/h
9 アレキサンダー・ロッシ
Andretti
229.234 mph
368.916 km/h
10 コルトン・ハータ
Andretti
230.775 mph
371.396 km/h
11 マーカス・エリクソン
Chip Ganassi
230.566 mph
371.06 km/h
12 スペンサー・ピゴット
RLL Racing
230.539 mph
371.017 km/h
13 ジョセフ・ニューガーデン
Team Penske
230.296 mph
370.625 km/h
14 フェリックス・ローゼンクビスト
Chip Ganassi
230.254 mph
370.558 km/h
15 パトリシオ・オワード
McLaren SP
230.213 mph
370.492 km/h
16 エド・カーペンター
Ed Carpenter
230.211 mph
370.489 km/h
17 ザック・ビーチ
Andretti
229.961 mph
370.086 km/h
18 コナー・デイリー
Ed Carpenter
229.955 mph
370.077 km/h
19 サンティノ・フェルッチ
Dale Coyne
229.924 mph
370.027 km/h
20 ジャック・ハーベイ
Meyer Shank
229.861 mph
369.925 km/h
21 オリバー・アスキュー
McLaren SP
229.76 mph
369.763 km/h
22 ウィル・パワー
Team Penske
229.701 mph
369.668 km/h
23 トニー・カナーン
A.J. Foyt
229.154 mph
368.788 km/h
24 ダルトン・ケレット
A.J. Foyt
228.88 mph
368.347 km/h
25 シモン・パジェノー
Team Penske
228.836 mph
368.276 km/h
26 フェルナンド・アロンソ
McLaren SP
228.768 mph
368.166 km/h
27 ジェームス・デイビソン
Dale Coyne
228.747 mph
368.133 km/h
28 エリオ・カストロネベス
Team Penske
228.373 mph
367.531 km/h
29 チャーリー・キンボール
A.J. Foyt
227.758 mph
366.541 km/h
30 マックス・チルトン
Carlin
227.303 mph
365.809 km/h
31 セージ・カラム
Dreyer & Reinbold
227.099 mph
365.48 km/h
32 JR.ヒルデブランド
Dreyer & Reinbold
226.341 mph
364.261 km/h
33 ベン・ハンリー
DragonSpeed
222.917 mph
358.75 km/h
34 マルコ・アンドレッティ
Andretti
231.351 mph
372.323 km/h
35 ライアン・ハンター=レイ
Andretti
231.33 mph
372.29 km/h
36 アレキサンダー・ロッシ
Andretti
231.268 mph
372.19 km/h
37 ジェームズ・ヒンチクリフ
Andretti
231.195 mph
372.072 km/h
38 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
231.155 mph
372.008 km/h
39 リーナス・ヴィーケイ
Ed Carpenter
231.114 mph
371.942 km/h
40 アレックス・パロウ
Dale Coyne
231.034 mph
371.813 km/h
41 グレアム・レイホール
RLL Racing
230.822 mph
371.472 km/h
42 佐藤琢磨
RLL Racing
230.792 mph
371.424 km/h
43 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
231.56 mph
372.66 km/h
44 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
231.094 mph
371.91 km/h
45 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
231.053 mph
371.844 km/h
46 コルトン・ハータ
Andretti
230.56 mph
371.05 km/h
47 マーカス・エリクソン
Chip Ganassi
230.472 mph
370.909 km/h
48 コルトン・ハータ
Andretti
230.429 mph
370.84 km/h
49 佐藤琢磨
RLL Racing
230.307 mph
370.643 km/h
50 パトリシオ・オワード
McLaren SP
229.902 mph
369.991 km/h
51 コナー・デイリー
Ed Carpenter
229.884 mph
369.962 km/h
52 佐藤琢磨
RLL Racing
229.852 mph
369.911 km/h
53 エド・カーペンター
Ed Carpenter
229.811 mph
369.845 km/h
54 ジャック・ハーベイ
Meyer Shank
229.757 mph
369.758 km/h
55 ザック・ビーチ
Andretti
229.755 mph
369.755 km/h
56 ジョセフ・ニューガーデン
Team Penske
229.543 mph
369.414 km/h
57 ウィル・パワー
Team Penske
229.423 mph
369.221 km/h
58 オリバー・アスキュー
McLaren SP
229.363 mph
369.124 km/h
59 シモン・パジェノー
Team Penske
229.326 mph
369.064 km/h
60 ウィル・パワー
Team Penske
229.268 mph
368.971 km/h
61 ジェームス・デイビソン
Dale Coyne
228.744 mph
368.128 km/h
62 ザック・ビーチ
Andretti
228.515 mph
367.759 km/h
63 エリオ・カストロネベス
Team Penske
228.115 mph
367.116 km/h
64 スペンサー・ピゴット
RLL Racing
227.979 mph
366.897 km/h
65 マックス・チルトン
Carlin
225.819 mph
363.42 km/h
66 ベン・ハンリー
DragonSpeed
220.946 mph
355.578 km/h
67 グレアム・レイホール
RLL Racing
210.582 mph
338.899 km/h
68 チャーリー・キンボール
A.J. Foyt