バーバー・モータースポーツパークを走るレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨copyright Honda

Indycar 第3戦バーバー決勝:佐藤琢磨、圧倒的ペースでポール・トゥ・ウイン!

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2019年NTTインディカー・シリーズ第3戦アラバマGP決勝レースが4月7日(日)にアラバマ州バーミングハムのバーバー・モータースポーツ・パークで行われ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)の佐藤琢磨がキャリア通算4勝目を上げた。

佐藤琢磨は一度たりとも他車の接近を許さず、終始ライバル勢を圧倒するペースを刻み、74周に渡って隊列をリード。見事トップチェッカーを受けた。日本人ドライバーがインディカーでポール・トゥ・ウインを上げたのは今回が初めて。

2位はスコット・ディクソン(Chip Ganassi)、3位には2ストップ戦略を成功させたセバスチャン・ブルデー(Dale Coyne)が続き、前日の予選に続いてホンダエンジン勢が上位を独占した。

現地上空には所々に厚い雲が広がっていたものの、レースはドライコンディションでスタート。1周2.3マイル(3.8km)のアッブダウン激しいコースを90周、距離にして207マイル(333km)する事で勝敗が争われた。

予選ポールポジションの佐藤琢磨は、ホールショットを決めてターン1をトップで通過。1周目を終えて2番手レイホールにコンマ9秒差をつける好スタートを切った。21番グリッドのエド・ジョーンズはジャンプスタートでドライブスルーペナルティを課せられた。

10周を超えたあたりでライバルの多くが1回目のピットに動いた中、琢磨は第一スティントを引っ張り18周目にピットイン。左リアタイヤの交換に手間取り、やや長めのピットインで7番手でコースに復帰した。

その翌周に、2番手を走行していたレイホールと3番手のディクソンがピットイン。レイホールはトラブルを抱えピットで大幅にタイムをロス。一気に16番手にまで後退した。ディクソンは迅速な作業によりスムーズにコースに戻ったが、琢磨がトップをキープした。

前戦ウィナーのコルトン・ハータは終始ペースが上がらず、33周目トラブルによってガレージへと引っ込んだ。

佐藤琢磨の2度目のピットインは37周目。今度はロスなく作業を終えて、ブラックからブラックへと履き替え4番手でコースに復帰した。レース中盤以降は、2番手に対して概ね7秒程度のギャップを維持しつつ燃料をセーブ。完全にレースをコントロールした。

ここまでコース上の派手なアクシデントはなかったが、58周目に静寂が破られた。佐藤琢磨が大量リードを築く状況の中で、チームメイトのレイホールがコース上でマシンストップ。スロットルセンサーのトラブルとみられる。その直後にはマックス・チルトンがピットレーン入口で正面からバリアに突っ込みクラッシュ。初のダブルイエローとなり、琢磨のリードがリセットされた。

レースは66周目、残り24周で再開。2番手を走行していたディクソンとの間に周回遅れのマテウス・レイストが挟まった事で、佐藤琢磨は難なくトップをキープ。チェッカー直前にコースオフするシーンもみられたが、落ち着いてマシンをコントロールしてトップフィニッシュを飾った。

佐藤琢磨はランキングで一気に3位に浮上。2位ディクソンに7ポイント差に迫った。チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンは、予選16番手から4位でフィニッシュし首位をキープ。見事な挽回をみせた。

アラバマGP決勝レース順位結果

Pos. Start Driver Team
1 1 佐藤琢磨 Rahal
2 3 スコット・ディクソン Chip Ganassi
3 5 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne
4 16 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske
5 8 アレキサンダー・ロッシ Andretti
6 4 ジェームズ・ヒンチクリフ Schmidt Peterson
7 20 マーカス・エリクソン Schmidt Peterson
8 11 ライアン・ハンター=レイ Andretti
9 14 シモン・パジェノー Team Penske
10 17 フェリックス・ローゼンクビスト Chip Ganassi
11 7 ウィル・パワー Team Penske
12 23 ザック・ビーチ Andretti
13 12 ジャック・ハーベイ Schmidt Peterson
14 13 マルコ・アンドレッティ Andretti
15 10 サンティノ・フェルッチ Dale Coyne
16 18 パトリシア・オワード Harding Racing
17 6 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter
18 19 トニー・カナーン AJ Foyt
19 21 エド・ジョーンズ Ed Carpenter
20 15 マテウス・レイスト AJ Foyt
21 24 ベン・ハンリー DragonSpeed
22 22 マックス・チルトン Carlin
23 2 グラハム・レイホール Rahal
24 9 コルトン・ハータ Harding Racing