ホンダF1、計239周を走破「モナコとその先を見据えてプログラムを消化」F1バルセロナテスト《初日》
2日間にわたるバルセロナでのインシーズンテストが24日(火)に開幕。ホンダF1は、テスト用パワーユニットをトロロッソとレッドブルに搭載し、一日を通して計239周を走破。次戦モナコGP及び、今後のシーズンを見据えたプログラムを実施した。
レッドブル側はこの日、ピエール・ガスリーがテストを担当。セッション終盤にトランスミッションとみられるメカニカルトラブルに見舞われるも、トータル118周を走り込み、C3コンパウンドで5番手タイムを刻んだ。
トロロッソはダニール・クビアトを起用。高い信頼性を背景に精力的に走り込みを行い、合計121周を走破。C4コンパウンドながらも総合3番手タイムを残してクルマを降りた。Honda F1副テクニカルディレクターを務める本橋正充は、初日の充実ぶりに満足感を示した。
「今日のバルセロナでのインシーズンテスト初日は生産的な一日となりました。 昨日載せ換えを行ったテスト用のPUを使用してガスリー選手、クビアト選手ともに100周以上を走行し、十分なマイレージを重ねることが出来ました」
「パワーユニット側としては、来週末のモナコに向けたセッティングの調整、その他ハードウェアやソフトウェアの確認、長期的な開発プログラム向けのテストなどを行い、ほぼ予定通りにプログラムを終えています」
「一昨日同じ場所でレースを走ったばかりですので、レース週末で収集したデータをベンチマークとして、良い分析ができると考えています」
テスト2日目の明日は、今季スーパーフォーミュラに参戦するレッドブル育成ドライバーのダン・ティクタムがレッドブルのテストを担当。トロロッソは、レギュラードライバーのアレックス・アルボンがSTR14のステアリングを握る。
8時間のセッションでは2度の赤旗が発生。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーとアルファロメオのカラム・アイロットが、早々にテストを切り上げた。この日のトップタイムはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。C5コンパウンドで1分15秒511を刻んだ。