トップ10に7チームの混戦模様!ノリスが跳馬を割る2番手、角田裕毅は後退 / F1ハンガリーGP《FP2》結果とダイジェスト
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2022年F1第13戦ハンガリーGP金曜2回目のフリー走行はトップ10に7チームが入り乱れる混戦模様となり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分18秒445のトップタイムを刻んだ。
予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2はFP1に引き続き晴天に恵まれ、気温33℃、路面48℃のドライコンディションでスタート。大きなクラッシュもなく、全20台が精力的に周回を重ねた。
2番手に続いたのはランド・ノリス。1000分の14秒差でカルロス・サインツを3番手に退け、フェラーリの間に割って入った。ダニエル・リカルドもチームメイトから0.21秒落ちの5番手に続き、マクラーレンが印象的なパフォーマンスで初日を締め括った。
マックス・フェルスタッペンは4番手ながらも、2番手ノリスとは1000分の66秒差だった。アンダーステアが酷いと訴えていたセルジオ・ペレスは、僚友からコンマ6秒という大差で遅れる9番手に留まり、レッドブル勢はやや出遅れた印象だ。
ただ、フェラーリも万全ではない。ルクレールは「4速ギアがおかしい。このモードだとトルクがかなり低いように感じる。こんなことは初めてだ」と無線で報告。信頼性トラブルの影響でフェラーリは走行時間をロスしただけでなく、度々ターン4でワイドに膨らむなど課題を露見させた。
6番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、7番手にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が続いた。ゲームチェンジャーとなり得るアストンマーチンの新型”アームチェア”リアウィングは確かに機能しているように見える。
メルセデス勢の最上位はジョージ・ラッセルの8番手止まりだった。首位ルクレールとはコンマ9秒もの差がついた。
ラッセルは「タイヤをロックさせずには曲がれない」と報告。FP1に続きターン1のブレーキングに不満を訴えた。ハンガロリンク歴代最多8勝を挙げるルイス・ハミルトンに至ってはトップ10にすら入れず、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)に先行を許す11番手に甘んじた。
アルファタウリ勢はピエール・ガスリーが15番手、角田裕毅は19番手と、FP1よりも更に後退した。フランスGPで投入したアップグレードの評価プログラムに注力した結果であれば良いが、2日目に向けて不安が残る。
アレックス・アルボン(ウィリアムズ)は奇妙なことにターン1で”リア”をロックさせスピン。一時セクター1に黄旗が振られた。20番手最下位に終わった。チームメイトのニコラス・ラティフィも18番手と、ウィリアムズは苦戦を強いられた。
ハースもまた、ケビン・マグヌッセンが16番手、ミック・シューマッハが17番手と、ウィリアムズ同様に厳しい初日を過ごした。
ただ、唯一のアップグレードは1セットしかないため、これを使用するマグヌッセンはクラッシュを避けるべく、妥協したプログラムに取り組んでいた可能性もある。
F1第13戦ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月30日(土)20時から1時間の日程で開催される。
2022年F1第13戦ハンガリーGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:18.445 | 27 | |
2 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:18.662 | +0.217 | 29 |
3 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:18.676 | +0.231 | 29 |
4 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:18.728 | +0.283 | 26 |
5 | 3 | リカルド | マクラーレン | 1:18.872 | +0.427 | 27 |
6 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 1:19.049 | +0.604 | 30 |
7 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:19.253 | +0.808 | 31 |
8 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:19.355 | +0.910 | 28 |
9 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:19.397 | +0.952 | 28 |
10 | 77 | ボッタス | アルファロメオ | 1:19.411 | +0.966 | 30 |
11 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:19.547 | +1.102 | 23 |
12 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1:19.605 | +1.160 | 26 |
13 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:19.614 | +1.169 | 27 |
14 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:19.702 | +1.257 | 30 |
15 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:19.730 | +1.285 | 28 |
16 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:19.818 | +1.373 | 29 |
17 | 47 | シューマッハ | ハース | 1:19.985 | +1.540 | 28 |
18 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:20.488 | +2.043 | 30 |
19 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:20.521 | +2.076 | 31 |
20 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:20.615 | +2.170 | 20 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 33℃ |
路面温度 | 48℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1ハンガリーGP |
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セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | ハンガロリンク |
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設立 | 1986年 |
全長 | 4381m |
コーナー数 | 16 |
周回方向 | 時計回り |