シーズン前半戦の終わりを告げる2022年F1第13戦ハンガリーGPが7月29日にハンガロリンクで開幕を迎え、気温32℃、路面温度58℃という非常に暑いコンディションの中、カルロス・サインツ（フェラーリ）がトップタイムをマークした。

サインツは第2・3セクターで全体ベストを刻み、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）を0.13秒差で2番手に退けた。3番手にはシャルル・ルクレール（フェラーリ）が続いた。

もう1台のレッドブルRB18をドライブするセルジオ・ペレスは、アレルギー性のくしゃみを連発する珍しいシーンを国際映像にさらけ出し、チームメイトからコンマ7秒差の6番手でセッションを終えた。

ペレスとメルセデス勢を抑えてトップ3に続く4番手をマークしたのはマクラーレンのランド・ノリスだった。ダニエル・リカルドも8番手と上々のスタートを切ったが、チームメイトとの差はコンマ5秒と大きく開いた。

トップ10圏内最後の2枠はアルピーヌ勢が確保。エステバン・オコンが9番手、この日41歳の誕生日を迎えたフェルナンド・アロンソが10番手に続いた。

非常に興味深い翼端板を持つ新型リアウィングを投入したアストンマーチンはアルピーヌと遜色ないパフォーマンスを発揮。引退発表のセバスチャン・ベッテルが11番手、ランス・ストロールが12番手をマークした。

アストンの新ウィングは”ゲームチェンジャー”

ピエール・ガスリーが13番手、角田裕毅が0.239秒落ちの14番手と、アルファタウリはアストンマーチンの後塵を拝する事となり、やや物足りない週末のスタートとなった。角田裕毅はターン1で派手にタイヤをロックアップさせ、右フロントにフラットスポットを作る場面があった。

アルファロメオは2週連続でバルテリ・ボッタスに代えてFP1でロバート・クビサを起用。クビサはハードとソフトを中心に20周を重ね、15番手を刻んだ周冠宇からコンマ3秒遅れの19番手でセッションを終えた。

シーズン初の大規模アップグレードを投じたハースはケビン・マグヌッセンが17番手をマークし、旧仕様車のチームメイト、ミック・シューマッハにコンマ1秒差をつけた。

2022年F1第13戦ハンガリーグランプリ2回目のフリー走行は日本時間7月29日(金)24時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第13戦ハンガリーGPフリー走行1（FP1）リザルト

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