所有感そそる!ホンダの新型CT125ハンターカブ、価格44万円で6月26日に発売開始
ホンダは3月20日、アウトドアレジャー装備をふんだんに盛り込んだ新型の原付二種(第二種原動機付自転車)レジャーモデル「CT125 ハンターカブ」を6月26日(金)より発売すると発表した。メーカー希望小売価格は税込44万円。
オフロードテイストを持ったスーパーカブ(Super Cub)シリーズとして、1961年にハンターカブのルーツともいうべき「CA100T TRAIL50」が誕生。先代モデルのCT110が2012年に生産終了となってから8年、最新型のスーパーカブC125をベースとした新たなハンターカブが市場に投入される。
ホンダCT125 ハンターカブ グローイングレッド
ホンダCT125 ハンターカブ マットフレスコブラウン
CT125 ハンターカブは、普段使いの気軽さに加えて郊外へのツーリングやキャンプなど、さまざまなアウトドアレジャーへの移動手段としてより一層機能性を拡張したモデル。車体はスーパーカブC125をベースに、市街地走行から郊外へのツーリングや林道でのトレッキングなど、幅広い走行状況を想定して車体とフレーム剛性バランスの最適化が図られている。また不整地でのトレッキング性能をより高める装備として、110mmのストローク量を持たせたフロントフォーク、アップマフラーやアンダーガードなどを採用する。
空冷4ストロークOHC単気筒124ccエンジンを搭載し、カブシリーズでお馴染みの左手によるクラッチ操作を必要としない自動遠心クラッチを採用。市街地での頻繁な発進停止や、ツーリングやトレッキングにおけるゆったりとした巡航時など、低中速域での力強さを重視した出力特性を持つ。
スタイリングとしては、スーパーカブシリーズのアウトドアレジャー向け派生モデルに共通した機能的でタフなイメージと、現代の生活スタイルとの調和を図った独自の存在感を主張するデザインとし、カラーリングは、市街地からアウトドアまで幅広い環境に調和するグローイングレッドとマットフレスコブラウンの全2色が設定された。
CT125 ハンターカブの主な特徴
車体・足回り
スーパーカブC125のフレームをベースにリアフレームを延長。一般的なモーターサイクルと同形状のトップブリッジとテレスコピック式フロントフォークにアップハンドルを採用し、見晴らしの良いアップライトなライディングポジションとした。
路面の凹凸がある不整地などの走行状況での車体取り扱い性を高めるため、アップマフラーやアンダーガードを採用するなど、165mmの最低地上高を確保。ブレーキは前後にディスクブレーキを採用するとともに、フロントのみ作動する1チャンネルABSを装備。制動時の安心感をさらに高めている。
前後ホイールには、足まわりを引き締めるマットグレー塗装仕上げのスチールリムにステンレススポークを採用した。さまざまな荷物の積載に便利な大型リアキャリアが取付けられ、2人乗りに対応するピリオンステップを装備する。
エンジン
ハイマウント吸気ダクト採用のエアクリーナーとアップマフラーによる専用の吸排気システムを採用し、市街地での頻繁な発進停止や荷物積載時の登坂路走行から、ツーリングやトレッキングにおけるゆったりとした巡航時など、低中速域での力強さを重視した出力特性とした。
エンジン始動が簡単なセルフ式スターターに加え、キック式スターターも装備する。また、容量5.3Lのフューエルタンクを採用することで長距離ツーリングなどでの安心感をより高めている。
スタイリング
ボディー各部の面構成をシンプルに仕上げながら、アップマフラー、エアクリーナーカバー、フューエルタンク、大型キャリア、鋼板フロントフェンダーなどを過度に一体化させない造形とすることで、タフな印象と現代的な印象のバランスを図ったスタイリングに仕上げた。
カラーリングは、市街地からアウトドアまで幅広い環境に調和するグローイングレッドとマットフレスコブラウンの全2色を設定。エンブレムには歴史あるHonda二輪プロダクトブランドであることを象徴する、オールドタイプのウイングマークを採用した。
全灯火器に、シンプルなデザインとしつつも存在感のある発光表現を可能とした省エネルギーで長寿命なLEDを採用している。
主要諸元
車名・型式 | ホンダ・2BJ-JA55 | |
全長×全幅×全高(mm) | 1,960×805×1,085 | |
軸距(mm) | 1,255 | |
最低地上高(mm) | 165 | |
シート高(mm) | 800 | |
車両重量(kg) | 120 | |
乗車定員(人) | 2 | |
最小回転半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | JA55E 空冷4ストロークOHC単気筒 |
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総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | |
圧縮比 | 9.3 | |
最高出力 (kW[PS]/rpm) |
6.5[8.8]/7,000 | |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
11[1.1]/4,500 | |
燃費(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値(km/h) |
61.0(60)<2名乗車> |
WMTCモード値 | 67.2(クラス1)<1名乗車> | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) | |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量(L) | 5.3 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.500 |
2速 | 1.550 | |
3速 | 1.150 | |
4速 | 0.923 | |
減速比(1次/2次) | 3.350/2.785 | |
キャスター角 /トレール量(mm) | 27°00´/80 | |
タイヤ | 前 | 80/90-17M/C 44P |
後 | 80/90-17M/C 44P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |