ルイス・ハミルトン(メルセデス)の専属パフォーマンスコーチを務めるアンジェラ・カレン、2018年F1中国GP
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

アンジェラ・カレンとの別れはハミルトンの決断、とメルセデス

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2016年以来、7年間に渡って週末におけるルイス・ハミルトン(メルセデス)の殆ど全ての面倒を見てきた専属パフォーマンスコーチのアンジェラ・カレンが突然パドックを去ったのは、カレンが「自分の夢を追いかける」道を選んだからではないようだ。

ハミルトンはF1サウジアラビアGPの初日、長年連れ添ったカレンとの別れをInstagram上で発表し、彼女のおかげで「より強いアスリート、より良い人間」になれたと賛辞を送った。

その中でハミルトンは、カレンは「自分の夢を追いかけるために次のステップへと進む」と綴ったが、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフはSky Sportsとのインタビューの中で「驚いてはいない。なぜならハミルトンはしばらく前から変化を求めていたからね」と語った。

ウォルフはまた、会見の中で「彼が決めたことであるならば、彼がどんな方向に進もうとも我々は間違いなく彼をサポートする」とも述べ、ハミルトンによる決断が関係解消の理由との考えを改めて示した。

「アンジェラは長い間、仲間の一員だった」とウォルフは語る。

「如何なるチームであれ、それが親しい間柄であろうが、そうでなかろうが、変わらず静的であり続けるという事はない。我々は誰もが人として、組織として成長する。そして物事が上手くいかなければ、そのことに正面から向き合って変化をもたらす必要がある」

「アンジェラは今後も変わらずチームのマスコット的な在であり続けるだろう。発進するクルマより大きな声を出せるのは彼女だけだ」

ハミルトンとメルセデスにとって2023年シーズンは非常に厳しい形で幕を開けた。勝利を目指して開発された「W14」は期待されたようなパフォーマンスを発揮できず、開幕バーレーンGPではレッドブルやフェラーリはおろか、アストンマーチンにまで敗れ去った。

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