ジュエリー着用禁止ルールに則り鼻ピアスを外したルイス・ハミルトン(メルセデス)、2022年7月1日F1イギリスGPフリー走行
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

FIA、猶予期限切れのF1イギリスでハミルトンが鼻ピアスを外した事を確認…罰則回避

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ルイス・ハミルトン(メルセデス)は懸案の鼻ピアスを外してF1第10戦イギリスGPのオープニング・プラクティスに臨み、国際自動車連盟(FIA)による罰則処分を回避した。

ドライバーの安全を守るべく、統括団体のFIAは今年、古くからあるルールに則り、マシン乗車中のジュエリー着用禁止に関する取り締まりを強化する方針を打ち出した。

ハミルトンはこれに強く反発。簡単に取り外すことができないとされる鼻ピアスに関して5月頭のマイアミGPから5月末のモナコGPまで免除を受け、その後2度目の延長に合意した。

従わない場合はスチュワードによる審議が行われ、戒告や罰金、チャンピオンシップポイントの剥奪など、様々な罰則が科される可能性があった。中でも最も厳しい措置は出場停止だ。

その猶予期限も6月30日を以て失効を迎えた。ロイター通信によると、FIAはハミルトンがシルバーストン・サーキットで行われた金曜フリー走行でこれを外した事を認めた。

一件についてハミルトンは「他にもっと集中して取り組むべき問題がある」等として、3週間前から質問を退けるスタンスを取り、何らかの決着に達した事を仄めかしていただけに驚くべき事ではなかった。

チーム代表を務めるトト・ウォルフは、ジュエリーの着用が安全上の問題に繋がるリスクを秘めている事はハミルトンも理解していると述べる一方、今後もFIAとの間で結婚指輪や鼻ピアス、ドライバーの安全への影響について議論していきたいとしている。

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