ルイス・ハミルトンとメルセデスAMGペトロナスF1チームが共同設立したダイバシティ・イニシアチブ「イグナイト」のロゴ
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ハミルトンとメルセデスF1の「イグナイト」、初の助成先を発表…多様性促進に向けまずは8千万円超

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モータースポーツ界の多様性と包括性を高めるべく2021年7月にルイス・ハミルトンとメルセデスF1チームが共同設立したイニシアチブ「イグナイト(Ignite )」はF1第10戦イギリスGPの開幕を翌日に控えた6月30日(木)、最初の助成先にモータースポーツUKと英国王立工学アカデミーを選んだ事を明らかにした。両団体への助成金は50万ポンド超(約8,286万円)が予定される。

イギリスの四輪モータースポーツ運営組織、モータースポーツUKへの助成金は「ガールズ・オン・トラック・UKプログラム」の拡大支援を目的としたもので、少数民族や経済的に恵まれない背景を持つ女学生、8歳から24歳までの約8000人が対象となる予定だ。

ガールズ・オン・トラック・UKプログラムの活動写真Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ガールズ・オン・トラック・UKプログラムの活動写真

「ガールズ・オン・トラックUK」は女性ドライバーのスージー・ウォルフが2016年に設立した「Dare to be Different」と、FIAが2019年に立ち上げた「Girls on Track」が統合される形で生まれたプログラムで、イギリス人女性のモータースポーツへの参加を促すための取り組みだ。

王立工学アカデミーへの助成金は今後2年間を対象としたもので、最終学年の学部生から毎年5人以上を選抜し、モータースポーツ業界で要求される工学または関連分野の専門修士課程における奨学金として、各学生に2万5000ポンド(約413万円)を提供していく。

ハミルトンはイグナイトによる2件の助成金発表を受け「本当に誇らしい」と述べ、メルセデスAMGペトロナスF1チームの共同オーナー兼チーム代表であるトト・ウォルフは「より多様で包括的なモータースポーツ産業を作り上げるべく貢献していきたい」と語った。

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