ハースF1チームが2025年F1第3戦日本GPに投入する桜をモチーフにしたVF-25のスペシャルリバリーの細部 (2)
Courtesy Of Haas

ハースF1、”桜舞うカタカナ混じりのVF-25”で日本GPへ「何度も言うけど鈴鹿は最高!」熱を帯びるオコンとベアマン

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小松礼雄率いるマネーグラム・ハースF1チームは、今週末に鈴鹿サーキットで開催される2025年F1第3戦日本において、春の訪れと日本文化を祝う特別仕様のリバリーをVF-25に施す。

ハースF1チームが2025年F1第3戦日本GPに投入する桜をモチーフにしたVF-25のスペシャルリバリーCourtesy Of Haas

ハースF1チームが2025年F1第3戦日本GPに投入する桜をモチーフにしたVF-25のスペシャルリバリー

ハースF1チームが2025年F1第3戦日本GPに投入する桜をモチーフにしたVF-25のスペシャルリバリーの細部 (3)Courtesy Of Haas

ハースF1チームが2025年F1第3戦日本GPに投入する桜をモチーフにしたVF-25のスペシャルリバリーの細部 (3)

VF-25のボディには、日本を象徴する「桜」をモチーフとしたデザインが大胆に描かれ、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンのマシンを彩る。サイドポッドやフロントウイングにはカタカナで「ハース」の文字が記され、カーナンバーは筆文字風に仕上げられるなど、日本へのリスペクトに満ちた演出となっている。

この限定リバリーは、チームのSNSやデジタルコンテンツにも展開されており、今大会にかけるハースの意気込みの強さがうかがえる。

問題未解決も「真摯に取り組む」と小松

F1カレンダーで唯一の8の字型レイアウトを持つ鈴鹿サーキットは、流麗な高速セクションと高負荷コーナーが連続するテクニカルコースとして知られ、ドライバーの技量とマシンの空力性能が試される。昨年大会以降、一部路面が再舗装されており、今年は戦略とセットアップ面でも新たな挑戦が待ち受ける。

前戦中国GPでは、オコンが5位、ベアマンが8位入賞を果たし、チームはコンストラクターズランキング6位に浮上。日本人チーム代表、小松の母国ラウンドでも好成績を狙う。

小松代表は「上海での成功を経て日本に向かうことを楽しみにしています。まだメルボルンで露呈した課題を抱えてはいますが、それに真摯に取り組み、最大限のパフォーマンスを引き出していきます」とコメントしている。

熱狂的ファンとの再会「待ち遠しい」とベアマン

また、日本グランプリ初参戦となるベアマンは、昨年12月にスーパーフォーミュラで鈴鹿をテストした経験があり、日本のファンとの再会を楽しみにしている様子を見せた。

「日本でレースできるのが本当に楽しみだよ。鈴鹿は見た目からして素晴らしいサーキットだし、トヨタGAZOO Racingとのパートナーシップもあって、チーム全体にとって素晴らしいイベントになると思う」とベアマンは語る。

「運良くスーパーフォーミュラのクルマで鈴鹿を走る機会があったんだけど、あのコースは本当に“生きている”って感じがした。すごくいい経験だったし、ファンも最高だった」

「ただのテストだったのに、あれだけサポートしてもらえるなんて驚いた。あの雰囲気をまた味わえるのが待ち遠しいよ」

オコン「何度も言うけど鈴鹿は最高」

一方、鈴鹿での5戦目を迎えるオコンは「何度も言っているけど、ここは僕にとってカレンダー上で最高のサーキットだ。第一セクターの速さと流れは特別で、良いラップを決めた時の達成感は格別だ」と、鈴鹿を絶賛した。

さらに、「個人的には、また日本でレースができるのが本当に嬉しい。ここのファンは本当に素晴らしい。情熱的だし、F1にも詳しいし、毎年、独創的なコスチュームをしたファンを何人も見かける。それにみんなすごく親切で、プレゼントをくれたり、いつも温かく応援してくれる」と付け加えた。

「鈴鹿の歴史と“オールドスクール”な雰囲気も大好きだし、これに素晴らしいファンの存在が加わって、鈴鹿でのレースは毎年、シーズン最大のハイライトになるんだ」

「例えば2022年の4位とか、過去にはここで良い結果を残せているし、今週末もまた力強い結果を残せるよう、しっかり戦い、3連戦の初戦を良い形でスタートさせたいと思ってる」

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