ハースF1、2024年新車「VF-24」のリバリーを世界初公開…全チームに先駆け
遂に恒例の新車発表ウィーク(?)が幕を開けた。ハースF1チームは2月2日(金)、ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンが2024年のFIA-F1世界選手権でドライブする新車「VF-24」のカラーリングを世界初公開した。
米国テキサス州のオンライン送金サービス「マネーグラム」をタイトルスポンサーとする米国カナポリスのチームが放つ最新型のシングルシーターは従来通り、黒、赤、白を基調としたカラーリングでまとめられた。
マネーグラムやチームオーナーのジーン・ハースが設立したCNC工作機械メーカー、ハース・オートメーションに加えて、Palm Angels、Chipotle、OAKBERRY、Tricorp、TravisMathew、Alpinestars、Pirelliなど、複数のスポンサーのロゴがエンジンカバーやフロントウィング、リアウィング、サイドポッドに配置された。
またオンライン賭博ゲームを手掛けるPlay’n GOとの間で複数年に渡る新たなパートナーシップを締結。そのブランディングが追加された。
マネーグラムのアレックス・ホームズ会長兼CEOは「昨年、我々はハースとのパートナーシップを通してブランド認知度を加速し、顧客エンゲージメントを高めることができた。今シーズンが楽しみだ」と語った。
ギュンター・シュタイナーからチーム代表の座を引き継いだ小松礼雄は、実車としてのVF-24への期待については「現実的」だとしつつも、チーム内の誰もが「非常に高いモチベーション」を以て懸命に作業に取り組んでいるとして、シーズンの開幕が待ちきれないと語った。
2月21~25日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる公式プレシーズンテストに先立ちハースは、2月11日(日)に英国シルバーストン・サーキットでVF-24のシェイクダウンを行う。担当するのはヒュルケンベルグだ。
2024年のF1グリッドに並ぶ10チームの中で3世代目の新型グランドエフェクトカーを公開したのはハースが初。2月5日(月)にはステイクF1チームを名乗るザウバーが「C44」を、ウィリアムズが「FW46」を発表する。
全24戦が計画される2024年のFIA F1世界選手権は3月3日の開幕戦、バーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台とするバーレーンGPで幕を開ける。