インタビューに応えるメルセデスのトト・ウォルフ代表、2020年F1サクヒールGPcopyright Daimler AG

ロマン・グロージャン、メルセデスF1でのテスト熱望…ウォルフ代表に電話の意向

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デイル・コイン・レーシングと契約して米インディカー・シリーズへと転向する事となったロマン・グロージャンは、好意の申し出に応じてメルセデスのF1マシンをテストさせてもらう意向を明らかにした。

昨年のバーレーンGPで両手に火傷を負ったグロージャンは、これがF1での最後のグランプリになってしまうのであれば、全てのチームに対して最後に1度F1マシンに乗せては貰えないだろうかとオファーを出すつもりだと明かした。

これに対してメルセデスAMGペトロナスF1チームのトト・ウォルフ代表は、仮に最終2戦の欠場を余儀なくされた場合、プライベートテストの場を用意すると約束した。結果的にグロージャンはサクヒールGPとアブダビGPの出走を断念する事となった。

F1では現行マシンでのテストを厳しく制限しているものの、2019年型以降のマシンであれば走行距離の制限なく実車を走らせる事ができる。

このルールを利用してフェラーリは先月末にフィオラノでカルロス・サインツとシャルル・ルクレールに走行の走行の場を用意し、アルファタウリ・ホンダも角田裕毅にイモラとミサノでステアリングを握らせている。

グロージャンはF1世界選手権を制覇したチャンピオンマシンをドライブしてその速さを知る事ができる貴重な機会を断る理由はないとして、有り難くオファーを受けるつもりだと明かした。ただし実際にマシンをドライブするのは先のことになりそうだ。

グロージャンは既にメルセデスの関係者と軽く話をした事を認めながらも、チームは現在2021年型の新車「W12 Eパフォーマンス」の開発で非常に慌ただしい時期であり、また自身がインディカーテストのために渡米する事もあり、具体的な話には至っていないと語った。

「今は(電話をかけるに)適切な時期ではないと思うから、タイミングを見計らってトトに電話をしてみるつもりだ」とグロージャン。

「トトの配慮には本当に感動してしまった。是非テストしてみたいと思ってる」

なお、インディカー・シリーズへのフル参戦を選んだものの、グロージャンはデイトナ24時間に参戦した昨年までのチームメイト、ケビン・マグヌッセンとレース後に話した事を明かし、セブリングやプチ・ル・マン、デイトナ24時間、ル・マン24時間レースの名を挙げて、スポーツカーレースへの参戦も依然として検討中であるとした。

またF1については代役のオファーがあれば前向きに検討するとしているものの、「勝利を懸けて戦える場」にこだわりたいとして、下位チームでのレギュラー復帰には興味がないと語った。