アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアトを迎えて行われたSky SportsのVodcast

ピエール・ガスリー、丸刈りの同僚クビアトを「ロシアンマフィア」呼ばわりするもブーメラン

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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による自宅隔離中にバリカンで自らの頭を丸めた同僚ダニール・クビアトを「ロシアンマフィア」呼ばわりして揶揄するも、”特大のブーメラン”によって自爆した。

クビアトは住まいのあるモナコへと戻ったが、ガスリーはFP1の開始2時間前に中止されたオーストラリアを離れて次戦バーレーンGPへの経由地としていたドバイに向かったものの、母国フランスへの帰路が絶たれた事もあり、今もなおフィジオのパイリーと共に中東の大都市に隔離されている。

2人はこの程、インターネットを通してSky F1のVodcastに出演。自身で刈ったという坊主頭についてガスリーから「それ何ミリなの?」と問われたクビアトは「刈り終えるのに1時間もかかった」と述べ、明後日の方向から答えてみせた。

実際には剃髪のように剃り上げた状態だったらしいが、3週間ほど経ってようやく髪が伸びてきたとの事。ガスリーは追い打ちをかけるように「なんかロシアマフィアぽいよね、あるいはGTA(犯罪を題材にしたTVゲーム「グランド・セフト・オート」)のキャラクターみたいだね。GTAのキャラクターになれるかもよ」と追撃した。

痛恨の一撃を狙ったガスリーだが、相手方に打った弾丸は180度軌道を変えてガスリー自身に返ってきた。

ガスリーは4月18日に、同郷のロマン・グロージャンの誕生日を祝うべく、グロージャンとガスリーに加えてジュール・ビアンキとセバスチャン・ブルデーが写った2009年の写真をソーシャルメディアにアップしていたのだが、これが放送で流されたのだ。

ご覧の通り、11年前のガスリー(グロージャンを含む)のヘアスタイルは”芋臭く”、控えめに言ってもクールとは言えず、24歳のフランス人ドライバーは思わず「笑えるよね!この髪型は天災レベルだよ」と爆笑した。これは初めてフランス国内で大きな賞を受賞した時の写真らしく、思い出深いものだそうだ。

ドバイでは厳しいロックダウンが課されているものの、ガスリーはこれをポジティブに捉えて過去最大級に過酷なトレーニングを積んでいる。とは言え、何も24時間常に自己鍛錬に励んでいるわけではない。カメラはガスリーの背後にプレイステーションのコントローラーを映し出していた。

滞在先であるためステアリングコントローラーは持ち合わせておらず、F1公式ゲームなどのレースゲームを楽しむ事はできないため、ガスリーはコール・オブ・デューティやサッカーのFIFAをプレイしていると語った上で、ボートの免許を申請するためにイタリア語を勉強していると明かした。ガスリーはイタリア出身の年下の彼女、カテリーナ・マゼッティ・ザニーニと付き合っている。