ホンダのブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英とフランツ・トスト代表
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闘志燃やすトロロッソ「ホンダエンジンの独占供給に興奮、ドライバーの高い競争力を確信」意気込み語る

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スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表の務めるフランツ・トストは、ホンダから独占的にエンジン供給を受けることに興奮を隠そうとしない。トストは、ホンダの最新型パワーユニット「Honda RA618H」を搭載した新車「STR13」の発表に際して、今シーズンへの意気込みを語った。

「ホンダと共に迎える新たなシーズンが今から楽しみだ。トロ・ロッソはこれまでエンジンの独占供給を受けた経験がなく、ホンダが初めてのワークスパートナーとなる。彼らと共に進んでいくことに興奮している」

イタリア・ファエンツァに本拠地を置くトロ・ロッソは、レッドブルがミナルディを買収する形で2005年に設立され、翌06年に初めてF1に参戦した。今季で13シーズン目を迎えるものの、これまでにワークス待遇を受けた事はない。

フェラーリやメルセデス、ルノーの3メーカーが複数チームにエンジンを供給する一方、ホンダだけはトロ・ロッソのみに単独供給する。「購入したエンジン」の”都合”に合わせてのマシン造りを強いられてきたトロ・ロッソにとって、エンジン開発とシャシー開発を並行して進められる関係性は、喉から手が出るほど望んでいたものだったのだろう。

チームが結婚一年目であるのと同時に、ドライバーラインナップもまた初々しい。STR13で今季F1世界耐久選手権を戦うピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、共に昨シーズン途中でF1デビューを果たした新人F1ドライバーだ。しかしながらトスト代表は、経験が乏しいにも関わらず、二人は高い競争力を発揮するだろうと予想する。

「我々は2人のルーキーで2018年シーズンに挑む。ルーキーとは言えども、ピエール・ガスリーもブレンドン・ハートレーも昨シーズンいくつかのレースで出走しているわけで、今年が初のF1フル参戦の年になるという事だ」

「ピエールは2016年のGP2(現F2)チャンピオンであり、ブレンドンは昨年のFIA世界耐久選手権とル・マン24時間でチャンピオンに輝いたドライバーだ。それだけに、競争力のあるマシンを提供できれば高いパフォーマンスを示してくれると確信している」

「STR13の開発はハードワークの積み重ねだった。サーキットを疾走する姿を早く見たい。いよいよ、戦いの幕が切って落とされる…Gambarimasu(ガンバリマス)!!」

イタリアのプロのレース屋達が内なる闘志に火を付けているならば、「パワー・オブ・ドリームズ」を標榜する日本の大手自動車メーカーは今何を想うのか?本田技研のブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英は、これまでの開発の道のりに触れた上で、開幕オーストラリアGPに向けての決意を述べた。

「昨年9月のパートナーシップの発表から非常にタイトな時間の中で準備を進めてきましたが、この日を迎えることができました。ここまで一緒に開発に取り組んできたトロロッソとHondaのエンジニア、メカニックの皆さんに感謝の言葉を送りたいと思います。今日から始まるテストで、新生Red Bull Toro Rosso Hondaのマシンを熟成させメルボルンに向かいます。皆さま応援よろしくお願いします」

ホンダとスクーデリア・トロ・ロッソが結成したレッドブル・トロロッソ・ホンダ(Red Bull Toro Rosso Honda)は、参戦初年度となる2018年シーズン、コンストラクターズ選手権5位以上を目標に共闘する。