F1第8戦フランスGP公式予選が6月23日(土)日本時間23時からポール・リカール・サーキットで行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算75回目のポールを獲得。10年ぶりにカレンダーに復活したフランスで最速の称号を掴み取った。

2番手には僚友バルテリ・ボッタス。0.118秒差で続き、最新仕様のパワーユニットを持ち込んだメルセデス勢がフロントロウを独占。圧倒的な速さを見せつけた。

3番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ハミルトンには0.371秒届かなかった。4番手はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。5番手にはダニエル・リカルドが続き、立て続けのミスによってポテンシャルを発揮できなかったキミ・ライコネンが6番手という結果となった。

直前のフリー走行では降雨によりウェットコンディションとなったものの、路面は2時間ほどの間に乾き、セッションは気温23℃、路面温度31℃のドライコンディションで始まった。ラバーが洗い流されてしまったため、路面はゼロからの仕切り直しに。走行を重ねるに従って路面状況が改善しながらも、Q2では軽い雨が振り路面状況は絶え間なく変化。難しい予選となった。

最も注目を集めたのはフェラーリへの昇格が噂されるシャルル・ルクレール。非力なザウバーのマシンでキャリア初のQ3進出を果たした挙げ句、ハースの2台を従える8番手を獲得。喝采を浴びた。

10番手に終わったロマン・グロージャンは、Q3の1回目のアタックの際にターン4でコントロールを失い、フロントからバリアに激突。セッションは赤旗中断となり、時計は残り7分49秒を指したまま止められた。

トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがQ2進出を果たしたものの、最終アタックでのミスが響き14番手。エンジン交換によるグリッド降格ペナルティが決定しているブレンドン・ハートレーは17番手に。初日はトップ10進出に期待を抱かせるスピードを示していただけに、残念な結果となった。

マクラーレン勢はフェルナンド・アロンソが16番手、ストフェル・バンドーンが18番手と2台揃ってQ1敗退を喫する最悪のリザルトに。ルノーエンジン勢Q1最速のマックス・フェルスタッペンとアロンソとのギャップは1.4秒と大きく開き、シャシーの性能不足が露骨に現れる事となった。

第8戦F1フランスGP決勝レースは、日本時間6月24日(日)23時10分からスタート。1周5,842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。ハミルトンとフェルスタッペンは赤色スーパーソフトで決勝をスタートする。

2018年F1第8戦フランスGP予選リザルト

コンディション

セッション概要

サーキット

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