現地午前のFP1に引き続き、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがフランスGP2回目のフリー走行でトップタイムを記録。2番手以下に大差をつけ、ポール・リカール・サーキットでの初日セッションを完全制覇した。

ハミルトンの相棒バルテリ・ボッタスはマシントラブルで7番手。冷却システムのチェックのため、フロアを取り外しての大掛かりな作業が発生。ラジエーターからの水漏れが確認されたため、僅か7周の走行に留まった。予定していたデータ取りが不完全に終わった事で、メルセデスは決勝に向けて幾らかの不安を抱える事になる。

ハミルトンに続いたのはレッドブル・レーシング。ダニエル・リカルドがトップから0.704秒遅れの2番手、マックス・フェルスタッペンが同0.732秒遅れの3番手に入れ込んだ。スクーデリア・フェラーリ勢はキミ・ライコネンが4番手、セバスチャン・ベッテルが5番手と、午前に続き控えめなタイムシートを刻んだ。

セッションは気温29℃、路面温度50℃のドライコンディションでスタート。各チームは予選を見据えてのショートランをこなしつつ、日曜の決勝に向けてロングランのデータ取りを行った。

セッションはかねがね順調に進んだものの、1時間が経過したところでターン7を高速走行中のセルジオ・ペレスにアクシデント。左リアホイールが前触れもなく突然脱輪した。マシンに損傷はなかったが、ホイールは速度を保ったままコースを転がり続けた。コース上には赤旗が振られセッションは10分程度中断。ペレスは残り3分でコースに復帰したものの19番手に終わった。

FP1で好スタートを切ったトロロッソ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが10番手とトップ10に食い込む好走を披露。その一方で、ブレンドン・ハートレーはセッション終了10分前に突如スローダウン。パワーユニットに問題が発生し、チェッカー前にマシンを降りる事となった。レッドブルへのPU供給契約締結が発表された直後であるだけに、一抹の不安がよぎる。

午前にタイムシート後方に沈んだマクラーレン勢は帳尻を合わせた。FP1で16番手のフェルナンド・アロンソはセッション終了間際に怒涛のアタックを敢行、8つポジションを上げ8番手につけた。同19番手のストフェル・バンドーンは7つアップの12番手に挽回してみせた。

午前のFP1でクラッシュを喫しマシンが出火したマーカス・エリクソンは、車両の修復が間に合わず走行を見合わせる事となった。

第8戦F1フランスGP 3回目のフリー走行は、日本時間6月23日土曜20時から1時間の日程で開催される。

2018年F1第8戦フランスGPフリー走行2（FP2）リザルト

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