母国フランスGP決勝レースを前に、緊張した面持ちのピエール・ガスリー
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ピエール・ガスリー、母国で大苦戦「原因不明のグリップ不足に見舞われた」F1フランスGP《決勝》

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23日(日)に行われたF1第8戦フランスGP決勝を終えて、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーがレース内容と週末を振り返った。ガスリーは母国フランスの観衆の期待に応えるような結果を残せずクルマを降りた。

ガスリーは入賞圏内9番グリッドからスタートしたものの、周囲とは異なる中古ソフトを履いていた事もありペースが上がらず、17周目にピットインしてハードタイヤに交換。だが、第2スティントでもペース不足は解消されず、36周目にルノーのニコ・ヒュルケンベルグにオーバーカットを許するなど停滞。結局、目立った活躍もなく11位でチェッカーを受けた。

クリスチャン・ホーナー代表は「ポイント圏外の11位完走に終わってしまった事はストレスだ。見落としている問題がないかどうかを確かめるために、ピエールのマシンの全てチェックするつもりだ」と語った。

レース後の審議によって、7位フィニッシュしたダニエル・リカルドにペナルティが科されたため、ガスリーのリザルトは10位へと繰り上がり、チャンピオンシップポイント1点を手にした。

原因不明のグリップ不足に見舞われた

ピエール・ガスリー決勝: 10位, グリッド: 9番手

長く厳しい一日になってしまった。特に、今回は僕の地元フランスでの一戦だったから、本当にガッカリだ。予選からグリップ不足に苦戦してたんだけど、それは決勝でも同じだった。現時点では明確な原因は掴めてない。ペース不足の理由を理解するために、全てのデータを分析してみるつもりだ。

コックピットの中でやれる事はすべて試してみたけど、クルマが滑りすぎてしまい、思ったようにプッシュする事が出来なかった。これまで一度もマシンのフィーリングがこんな風になった事はなかったのに。チームと共に急いで解決策を見つけ出し、次のオーストリアGPまでに解決しなきゃならない。ホンダは開発を懸命にプッシュしているし、開発の進化を感じる事が出来たから、その点はポジティブだね。


53周で争われた決勝レースでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウイン。2位はチームメイトのバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはフェラーリのシャルル・ルクレールが滑り込んだ。

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