決勝レース前のグリッドで談笑するセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)、2022年7月24日F1フランスGP
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

アストンマーチン:逃げ切りストロールが1点追加「どっちが前でフィニッシュしようが何も変わらない」とベッテル

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アストンマーチンは24日のF1フランスGPで、1周目に5ポジションアップの10番手に浮上したランス・ストロールが見事逃げ切り1点を加算した。今季4回目のポイント獲得だった。

終盤には僚友セバスチャン・ベッテルに迫られ、ファイナルラップの最終コーナーで危うく接触しそうになる際どいシーンもあった。ベッテルはピットストップの際に大きくタイムをロス。11位でレースを終えた。

チーム代表のマイク・クラックは「Wポイントなら、なお良かったが、そうはならなかった。それでもレースペースはまずまずで信頼性も高かった。これはポール・リカールよりも我々のクルマに合う可能性がある次のハンガロリンクに向けて良い兆しと言える」と総括した。

アストンマーチン:F1フランスGP決勝

セバスチャン・ベッテル決勝: 11位

フラストレーションが溜まるレースだった。終始トラフィックに引っかかちゃってね。中団でのスタートだったから想定内ではあったけど。それに戦略的にチームとして他にやれる事があったとも思えない。

明らかにグリップが不足していたから、この点について改善しなきゃならないは明白だけど、見えなくなるほど前のクルマに引き離される事はなかったし、レースそのものは決して悪くはなかった。それに、今週末を通してクルマへの理解も少し深まったしね。

最終ラップではランスをパスするチャンスが巡ってきた。僕のほうが少し速かったけれど、1ポイントのために争ってるわけじゃないし、どっちが前でフィニッシュしようがチームにとっては同じことさ。

ランス・ストロール決勝: 10位

最高の形でオープニングラップを終えた事で、今日は良いレースができた。ターン9で危うくオコンにぶつかりそうになったけど、良いスタートが切れた事の方が重要さ。

終盤にはリカルドを捉えられるかもってところまで迫る事ができた。僕らは日曜のレースの方が競争力が高い傾向が続いてる。その意味でサマーブレイクを前に、良い基盤がある事を確認できたのは良かったと思う。

タイヤ的に苦しくて最終ラップはコーナー出口でスナップしてしまった。セバスチャンとは良いバトルができたけど、今日はチームのためにポイントを持ち帰ることが何よりも重要だった。


7月24日(日)の2022年F1フランスGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季7勝目を挙げ、2位にルイス・ハミルトン、3位にジョージ・ラッセルが続く結果となった。

ハンガロリンクを舞台とする2022年シーズンの前半最終戦、ハンガリーGPは7月29日のフリー走行1で幕を開ける。

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