インタビューに応じるセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)、2022年7月21日F1フランスGP
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

マクラーレン移籍が噂されるベッテル、2023年に向けた契約交渉の進捗明かす

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マクラーレンへの移籍が噂されるセバスチャン・ベッテルは、2023年以降もF1に留まりたいとの意向を示すと共に、目下、アストンマーチンと契約交渉を進めている事を初めて明らかにした。

レッドブルと共に史上最年少F1ワールドチャンピオンに輝いたベッテルも今月3日に35歳の誕生日を迎えた。年齢に加えて今季末を以てアストンマーチンとの現行契約が切れるため、その将来については様々な憶測が飛び交っている。

F1第12戦フランスGPの開幕を前にベッテルは「以前、ある時点で話し合いを始めると言ったけど、今チームと話し合いをしている最中なんだ」と述べ、アストンマーチンと交渉の席を持っている事を明かした。

チーム代表のマイク・クラックが明かしているように、アストンマーチン側は残留を希望しており、ベッテルは「このまま継続するという明確な意志が(チームには)あると思うし、どうなるかはすぐに分かると思うよ」と付け加えた。

ダニエル・リカルドが不振から立ち直れない状況が続く中、マクラーレンへの移籍の可能性が取り沙汰されている事に関してベッテルは「ランド(ノリス)には契約があったと思うし、チームには何人か知り合いがいるけど、単なる噂だと思う」と一笑に付した。

かつて”ミッドフィールドの雄”と高く評価されたシルバーストンのチームは現在、コンストラクターズ選手権で9位と低迷しており、スペインとイギリスで大幅なアップグレードを導入した後も目立った成績を残せていない。

来季以降も下位争いが続く見通しともなれば、既にF1の頂点を極めたベッテルがアストンマーチンに残留する意義はないようにみえる。

「シルバーストンでアップデートを持ち込んだけど、今はまだその性能をフルに発揮できていない。ひょっとすると今週末は、より多くの答えを得るのに役立つかもしれない」とベッテル。

「もう少し競争力をつけてミッドフィールドでの混戦に戻りたいって思ってる。そうなればいいんだけどね」

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