ポール・リカール・サーキットを走行するメルセデスW10、F1フランスGPフリー走行にて
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メルセデス、他の追随許さず最速「バランスが悪いのに速さがある」F1フランスGP《初日》

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メルセデスAMGは、6月21日(金)に行われたF1第8戦フランスGP初日2回目のプラクティスで、バルテリ・ボッタスがトップタイム、ルイス・ハミルトンが2番手につけ、初日2回のセッションで1-2体制で築いた。

後続のスクーデリア・フェラーリとのギャップはコンマ6秒。ロングランペースには一貫性があり、燃料が少ない状態の方が安定しているため、ポール・リカールでのフロントロー争いにライバルチームが絡む余地はなさそうに見える。

チーフレースエンジニアを務めるアンドリュー・ジョブリンは「新しい舗装がソフトタイヤのグリップ悪化に影響しており、リアエンドを改善させる必要があるが、マシンの仕上がりは上々だ」と語り、全体として高い満足感を示した。

メルセデス:F1フランスGP初日

ルイス・ハミルトンFP1: 1位, FP2: 2位

本当に暑い一日だったけど、なんとか大部分のプログラムを消化する事が出来た。クルマのバランスは若干厳しかった。新しい舗装と高い気温のせいかもしれないね。今日は路面温度が55度から60度くらいまで上がったんじゃないかな。

全体的としてペースはかなり良いね。あとはマシンバランスを微調整するだけで大丈夫だと思う。FP2のラップはあまり良くなかった。ターン3で酷くスナップしちゃったんだ。上手く対処出来たと思ったんだけどね。その後は、パワーユニットにマイナートラブルが出てしまって、ガレージに戻らなきゃならなかったけど、それ以外は大きな問題もなく順調だったよ。

バルデリ・ボッタスFP1: 2位, FP2: 1位

序盤はそんなに簡単じゃなかったよ。いつもよりコースが滑りやすかったから、午前中はみんなが苦労していた。でも、その後は急速にコンディションが改善していって、1周走る毎にかなりのタイムゲインが感じられる状況だった。特にコーナーでね。

路面が改善するにつれて、マシンバランスも良くなっていった。バランスに問題を抱えていたのにも関わらず、クルマにはガレージを出た瞬間から速さがあったから、いい感じだよ。FP1を終えて施した変更が功を奏して、FP2ではフィーリングがかなり改善されていた。ラップタイムが速くなったのはそのおかげだよ。

ここは本当に暑いね。この後も更に暑くなるみたいだから、タイヤは限界に近づくことになるだろうね。特に日曜日は厳しい状況になるんじゃないかな。まだ1周を通しての全体的なバランスに満足できていないから、今夜データを見直してみて、明日に向けて何が出来るのかを検討してみるよ。


初日をトップで締め括ったのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。2番手ルイス・ハミルトンを0.424秒差で退けた。3番手には0.649秒遅れでフェラーリのシャルル・ルクレールが続く結果となった。

F1フランスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間6月22日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってポール・リカール・サーキットで開催される。

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