FEデビュー戦に挑んだストフェル・バンドーン、予選4番手も決勝17位と奮わず「マシントラブルが発生」

HWAレースラボのストフェル・バンドーンとゲイリー・パフェット、2019フォーミュラE開幕戦にてcopyright LAT/Formula E

2018シーズン限りでマクラーレンから放出され、F1からフォーミュラEへと転向したストフェル・バンドーン。そのデビュー戦は、忘れ去りたい厳しい結果に終わる事となった。

バンドーンはF1ラストシーズンとなった今年、チームメイトのフェルナンド・アロンソに予選で全敗。チームとの契約を更新できず、メルセデスの子会社であるHWAレースラボから第5シーズンのフォーミュラEへと参戦する事になった。

心機一転、バンドーンはFEデビュー戦となる12月15日の開幕サウジアラビア・ディルイーヤE-Prix予選で、ポールタイムから0.762秒遅れの4番グリッドを獲得。ファンブーストでの投票でも35.55%の得票数を得てトップに立ち、一発の速さ、自身の才能に対する自信を取り戻した。

ところが、45分+1周で争われた決勝レースでは突如圧倒的なペース不足に陥り、ライバルの攻撃に対して為す術もなくズルズルとポジションダウン。終わってみれば、17位でチェッカーフラッグを受ける事となった。

計3台がリタイヤに終わっているため、バンドーンより遅くフィニッシュしたのは僅か2台のみ。レースを終えたバンドーンは、マシンに問題が発生していた事を明かした。

「難しいレースだった。プラクティスと公式予選はかなり良かったんだけどね!レースを終えて問題が見つかった。ペース不足の理由はトラブルのせいだったんだ…。分析しなきゃならない事が山積みだよ。次はもっと上手くやれる事を期待してる」

なお、チームメイトのゲイリー・パフェットは9周目にクラッシュしてリタイヤ。バンドーンとHWAレースラボにとってのフォーミュラE初戦はほろ苦い結果に終わった。

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