サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のターン1にアプローチするケビン・マグヌッセン(ハース)、2023年10月20日F1アメリカGP フリー走行
Courtesy Of Haas

F1アメリカGP再審請求:聴聞会が一時中断に、再開は木曜を予定

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国際自動車連盟(FIA)は、ハースF1チームから提出されたF1戦アメリカGPのリザルトを見直すか否かを検討するための聴聞会を一時中断とし、中央ヨーロッパ時間11月9日(木)15時に再開する事を決定した。

レース中のトラックリミットの見逃しを巡り、ハースに加えてレッドブル、アストンマーチン、ウィリアムズの3チームが召喚された聴聞会は予定通り水曜にオンライン上で始まったものの、途中で中断された。

これは「提出された内容を独自に検討する機会」をスチュワードに与えるためで、聴聞会は第1部に出席した全ての関係者を交えて木曜に再開される。

現時点ではまだ、ハースが提出した証拠が「競技中に利用できなかった重要かつ関連する新たな証拠」に該当するかどうかの判断は下されていない。

再開後の聴聞会で、ハースが提出した証拠が要件を満たしていると認められた場合のみ、別途、再審理が行われる。認められない場合、ハースの申請は却下される。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのレース後、4位フィニッシュしたレッドブルのセルジオ・ペレスが、ターン6でコースを外れて走行する動画がソーシャルメディアで話題となった。

アストンマーチンはランス・ストロールのみがレースを完走して7位でフィニッシュした。ウィリアムズのローガン・サージェントは、ハースのニコ・ヒュルケンベルグを抑えてキャリア初の10位入賞を飾った。

シーズン2戦を残した現段階でハースは、9位のアルファロメオと4点差のコンストラクターズ選手権単独最下位に沈んでいる。再審理が行われ、ハースの主張が認められた場合、ヒュルケンベルグは6ポイントが与えられる7位入賞を果たす可能性があるとされる。

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