Courtesy Of Honda
F1「世界で最も効率的なエンジン」訴求のための新しいロゴを発表、サンパウロGPより展開
F1は現行の1.6リッターV型6気筒ハイブリッド・ターボエンジンの効率性及び、持続可能なエンジンを追求する姿勢の訴求を目的として、11月12~14日の第19戦サンパウロGPに先立って新たなロゴを発表した。
V8自然吸気に代って2014年に導入された現行パワーユニットはMGU-H(熱エネルギー回生)とMGU-K(運動エネルギー回生)の2つの回生システムを備えるもので、より少ない燃料で世界最大級のパワーを発揮している。
従来型のエンジンが約30%であったのに対し、導入から8年を経たF1パワーユニットの熱効率は約52%にまで達した。F1は「世界で最も効率的なエンジン」だとしている。
F1は2030年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを指す「ネット・ゼロ・カーボン」を達成すべく、2026年に第2世代のハイブリッド・パワーユニットを導入する方向で調整を進めている。鍵となるのは先進的な100%持続可能な燃料だ。
アラムコと共同で開発が進められているこの燃料は、F1のみならず市販車市場への供給が目指されている。F1は「電動化と並び、環境に対して遥かに大きな利益をもたらす可能性のある新たな道」だと説明する。
予測では2030年時点でのBEVの割合は約8%に過ぎず、16億台以上が依然としてICEを搭載するものと見られている。