マクラーレン・レーシングと株式会社セガは2025年6月26日、セガの看板キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」に関する新たなパートナーシップを締結したと発表した。契約は複数年。

これによりセガは、マクラーレンの「公式ゲーミングパートナー」として、F1とゲームカルチャーを横断する新たな取り組みに着手する。

今回の提携は、約30年ぶりの“再会”でもある。1993年のF1ヨーロッパGP（通称ソニック・グランプリ）では、当時マクラーレンに所属していたアイルトン・セナが表彰台で“ソニック・トロフィー”を手にしたエピソードが残っている。

両者は今後、イベントやゲームコンテンツを通じてさまざまなコラボレーションを展開し、マクラーレンF1の通算1,000戦およびソニック誕生35周年を迎える2026年まで提携を継続する方針だ。

マクラーレンのチーフ・マーケティング・オフィサー、ルイーズ・マクイーウェンは、「このパートナーシップは、マクラーレンのブランドをより若年層に拡張する重要な一歩。スピードと創造性の象徴であるソニックと共に、新しいファン層との接点を築けることを嬉しく思う」と語った。

一方、セガ／ATLUSブランドマーケティング担当副社長のマルセラ・チャーチルは、「ソニックとマクラーレンはどちらもレーシングのDNAを共有し、観客にスリルと没入感を提供するというミッションにおいて共鳴している。今回の提携により、両者の世界観が交わる全く新しい体験を届けていきたい」と述べた。

コラボレーションの第一弾として、2025年7月2〜3日にロンドン・トラファルガー広場で開催されるイベント「McLaren Racing Live: London」において、セガによるファン参加型のアクティベーションが展開される予定だ。

さらに、2025年9月にはセガから最新カートレーシングゲーム『Sonic Racing: CrossWorlds』がリリースされる予定となっている。これにはマクラーレンとの連携を反映した要素が随所に盛り込まれる見通しだ。