2021年のF1マシンコンセプトCG画像

これが2021年以降のF1マシンの姿…刺激的なルックスを備える3種類のコンセプト・ビジョン

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F1は2018シーズン第15戦シンガポールGP初日を迎えた9月14日、2021年以降のF1マシンのコンセプト画像を3種類を正式公開した。足元には18インチホイール、大幅に簡素化された前後ウイングを搭載した次世代のF1マシン・コンセプト・ビジョンが示された。

9月12日にシンガポールで開かれた非公開のファンイベント「Tech Talk」で内々に公開された21年マシンであったが、会場に足を運んだファンの撮影した画像がソーシャルメディアを通じてまたたく間に流出。これを受けてF1は、14日現地18時からマリーナベイのプレスカンファレンス・ルームにおいて会見を開催し、モータースポーツ部門を監督するロス・ブラウン直々に、メディア向けに正式公開した。

複雑化するマシンのエアロが一因となり、現在F1ではオーバーテイクが困難な状況下にある。FIA国際自動車連盟とF1はこの問題を改善すべく、2021年にテクニカルレギュレーションを刷新する計画を立てており、この規約案に沿った形でCG再現されたのが、このコンセプト・ビジョンだ。

2021年のF1マシン案
© formula1.com / コンセプト1

2021年のF1マシンコンセプト2
2021年のF1マシンコンセプト
コンセプト2

F1のモータースポーツ部門を統括するブラウンは次世代マシンの設計に際して、クルマ同士が接近した際にダウンフォースを大幅に失う事なくオーバーテイクが可能である事と、魅力的で刺激にあふれるルックスを備える事、の2つを重視したと語る。

「2021年F1マシンの設計を始める上で最初に調査を始めた際の主な目的は、クルマ同士が互いに競い合えるためには何をすべきかを探る事にあった。その結果分かったのは、現在のマシンは全走車を追いかけるのが非常に困難だという事だった」

「全走車に対してクルマ1台分の車長の中に入ると、後続車のダウンフォースが50%失われる事が判明した。これは非常に大きな量で、多くのパフォーマンスが失われるということを意味している。そこで我々は、その理由と改善策を模索する事にしたんだ。喜ばしいことに、現在その目的を約80%達成している」

「その後、調査の目的に”マシンの外観を良くする事”が加わった。テレビゲームに登場するようなクルマよりも、素晴らしいルックスを持つマシンを作り上げたいと思っている。マシンの進化を外観で表現できるようなグラフィックの制作に取り組んだんだ」

「一連の調査はあくまでも目的を達成するために行われており、マシンの開発を決定づけるようなものではない。だが、せっかくマシンが進化するというのに、その見た目を改良し素晴しいものにしない理由などあるだろうか?F1はモータースポーツの頂点に君臨するシリーズであり、その外観は刺激であって然るべきだと思う」

2021年のF1マシンコンセプトCG
コンセプト3

最新版のコンセプト3では、研究結果をもとにしたアイデアが多数取り込まれている。マシンのあらゆる部位の中で最も大きな乱流を生み出すのはホイールとタイヤであり、これらのデバイスから生み出される空気の流れを如何に安定させるかが重要なのだとブラウンは説明する。

F1とFIAは、今後もデザイン開発とリサーチを継続し、2019年末までに骨子をまとめて発表する予定だという。

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