フェルスタッペンをDNFに追い込んだルクレールに罰則裁定…アブダビで降格 / F1サクヒールGP

スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール、2020年F1サクヒールGPにてcopyright Ferrari S.p.A.

F1サクヒールGPのスチュワードは狂気に溢れた87周のレースを終え、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールに次戦最終アブダビGPでの3グリッド降格ペナルティ並びに、2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。

2列目4番手からスタートしたルクレールは、オープニングラップのターン4で止まりきれず、レーシングポイントのセルジオ・ペレスの右脇腹に激突。接触を回避しようとしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがタイヤバリアに突っ込んだ。

ルクレールとフェルスタッペンの2列目スタート組は足回りにダメージを負いリタイヤを喫し、クルマを降りたフェルスタッペンはタイヤバリアを蹴り、怒りと悔しさを爆発させた。ペレスはピットへと戻りミディアムタイヤに交換。その後、大逆転初優勝を飾った

スチュワードは映像証拠並びにルクレールと跳馬代表者への聴取を行い「16号車はターン4へのブレーキングが遅すぎた結果、フロントホイールをロックさせ、コーナーでレーシングラインを走行していた11号車に接触した」と判断。インシデントの責任はルクレールにあるとして、次戦での3グリッド降格と、2点の罰則ポイントを科した。過去12ヶ月間の累積は3点に達した。

なお、ルクレールの不用意なドライビングでレースを失ったフェルスタッペンは「ファイナルラップじゃないんだからさぁ…シャルルは楽観的過ぎ」とフラストレーションを吐露した。

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