F1エミリア・ロマーニャGP、日程を急遽変更…英フィリップ殿下の葬儀開催受け
F1と国際自動車連盟(FIA)は、エディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀が英国現地17日(土)15時、日本時間23時より執り行なわれる事を受けて、2021年シーズン第2戦エミリア・ロマーニャGPのタイムテーブルを変更した。
葬儀との衝突を避けるために、日曜の決勝レースのグリッドを決する予選が1時間前倒しの現地14時開始へと変更された事で、各セッション間の間隔を規定するレギュレーションに従い、3回全てのプラクティスもスケジュールが再調整された。
初日の各フリー走行は少なくとも2時間半の間隔を空けなければならず、またFP3はFP2終了から少なくとも19時間経過後に開始されなければならないというルールがある。
初日金曜のフリー走行は、開始時間が30分前倒しのそれぞれ現地11時(日本時間18時)と現地14時30分(日本時間21時30分)に開始され、土曜日の最終プラクティスは1時間前倒しの現地11時(日本時間21時)より開始される。また、予選開始前には1分間の黙祷が行われる。
なお決勝レースは当初の予定通り、4月18日(日)現地15時、日本時間同日22時よりイモラ・サーキットにて開催される。
FP1 | 04月16日 (金) 18:00 / 現地 16日 11:00 |
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FP2 | 04月16日 (金) 21:30 / 現地 16日 14:30 |
FP3 | 04月17日 (土) 18:00 / 現地 17日 11:00 |
予選 | 04月17日 (土) 21:00 / 現地 17日 14:00 |
決勝 | 04月18日 (日) 22:00 / 現地 18日 15:00 |
F1の母国とも呼ぶべき英国での訃報という事で、F1は先週、殿下死去の報を受け「生涯を英国に捧げ、誇りと献身を以て国に尽くしたエディンバラ公フィリップ殿下に敬意を表したい」との談話。また、ミルトンキーンズを本拠とするレッドブル・ホンダは、ファクトリーに半旗を掲げた。
スポーツへの影響はF1に留まらない。イングランドサッカー協会は当局との協議を経て、土曜14時45分から午後16時15分の間に試合を行わないよう推奨すると発表。クリケット・カウンティ・チャンピオンシップも同様の措置を発表している。