2021年3月26日、F1バーレーンGPのフリー走行に向けて準備するレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス
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セルジオ・ペレス、開幕戦で”多く”を学び逆襲の第2戦へ「優勝を懸けて戦いたい」

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2021年FIA-F1世界選手権第2戦エミリア・ロマーニャGPに先立って、セルジオ・ペレスがレッドブル・ホンダでの初戦となったバーレーンを振り返りつつ、イモラに向けての抱負を語った。

レーシングポイントに所属していた昨年のレースでは予選11番手とQ2敗退を喫するも、レースでは持ち前の嗅覚を武器にトラブルを掻い潜り6位入賞を飾った。

開幕バーレーンGPを終えてペレスは10ポイントを獲得し、ランド・ノリス(マクラーレン)に2ポイント差のドライバーズランキング5位に付けている。

セルジオ・ペレス優勝を懸けて戦いたい

波乱のバーレーンGPを振り返って

本当に色々な事が起きたレースだった。スタートする事なくレースが終わったかと思ったけど、運よくマシンは息を吹き返してくれた。

悪い時にこそ最大限の結果を持ち帰る事が重要だ。最終的に上手く巻き返して幾つかポイントを獲得できたし凄くポジティブなレースになった。

僕としてはクルマやチーム、そして手順に慣れるためにマイレージを稼ぐ事が重要だったから、レースを完走できて良かった。

フォーメーションラップでのマシンストップについて

何が起きたのか分からなかったけど落ち着いていた。無線もテレメトリーも、すべてが完全に停止してしまって何もできなかった。

クルマから降りようとしたんだけど、何とか再始動させる事ができた。ピットレーンからレースを始めなきゃならなかったけど、コックピットに座り続けていた事が幸いした。

メルセデスとの勝負について

非常にタイトな戦いになると思うけど、勝負の行方がサーキットに依存するのかどうかを見極めたいと思ってる。

イモラはバーレーンとは全く異なる種類のコースだから、彼らとの位置関係がどうなるのか興味深いところだね。

開幕戦での学び

本当に色んな事を学んだよ。マックスのドライビングスタイルや、マシンから最大限の力を引き出すためにはどのようにドライブしなきゃならないのか、といった事をね。

一番の成果は、週末を通してクルマに必要なバランスを知れた事かな。

イモラに向けての期待と抱負

僕の目標は良いレースをする事だ。週末を楽しみにしている。イモラでは表彰台を、そしてできれば優勝を懸けて戦いたいと思っている。

バーレーンと違ってイモラはオーバーテイクがかなり困難だから予選が凄く重要なわけだけど、僕としてはそれが楽しみだ。


エミリア・ロマーニャGPの戦いの舞台となるのは昨年14年ぶりにカレンダーに復活したアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ。1周4,909mのコースは7割がストレートでエンジン全開率は70%に達する。

昨年のグランプリでは、2列目独占のホンダ勢の内の2台が共にトラブルによって姿を消す衝撃の展開に。最終的に予選2番グリッドのルイス・ハミルトンが逆転優勝を飾り、4レースを残してメルセデスがコンストラクターズ選手権7連覇の偉業を達成した。

F1エミリア・ロマーニャGPは日本時間4月16日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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