F1オーストラリアGP2018、金曜フリー走行でのグリッドcopyright Andy Hone / LAT Images

【F1】検討中の予選及びフリー走行変更案が明らかに。新時代F1のグリッドはスプリントレースで決定

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フォーミュラ1を所有するリバティ・メディアは、より多くのファンを呼び込むべく、予選をスプリントレース形式に変更する計画を立てている。2016年に制定された現行ルールでは、計3つのラウンドから構成される予選を土曜に行いグリッドを決定、メインイベントの決勝レースが日曜に行われる。

独誌オート・モーター・アンド・スポーツによると、提案されたスプリントレースは、100kmの距離を燃料やタイヤの制限なしに争うという。決勝レースのグリッドは、このスプリントレースの順位によって決する。予選ポールポジションの車をグリッド最後尾とする「リバース・グリッド方式」も検討されたが、廃案となった。

100kmという距離は周回数に換算すると20周前後。ピットストップの可不可や有無については不明ながらも、ロスタイムを挽回できる程ピットストップの優位性はないと考えられる。そのため、ポール獲得には1ストップがマスト。日曜のレースで使われることのない最も硬いコンパウンドの使用を義務付ければ、それなりに面白い戦いとなる可能性もある。

予選方式の変更で思い出されるのが、バーニー・エクレストン統治時代の2016年開幕オーストラリアGPで取り入れられた「ノックアウト形式」だ。3ラウンド制である点は現行と変わらないものの、各ラウンドで一定時間が経過すると、最後尾の車が一台ずつ自動的に脱落する仕組み。あまりの不評に1戦を終えた段階で廃止が決定された。

金曜のフリー走行に関する変更も検討されている。グランプリ初日の金曜日には一時間半の練習走行が2回行われるが、これを1時間✕2回として削減。空いた時間を、ファンがマシンに近づけるような催しに使う等して、初日来場者数を増やしチケット増収につなげたい考えだ。

現在のF1の最大の問題点の一つは、表彰台の頂点に立つチームが固定化している点にある。チーム間の競争力格差は大きく、レースではオーバーテイクが見られず、”サプライズ”な勝利を目にする機会は殆どない。レース形式の変更が不要とは言わないものの、根本的な問題の解決に向けて対処していく事が求められている。

新レース方式案は今週末のバーレーンGP初日に公表される見通しだが、F1はこれに先立ちフィードバックを得るため、オーストラリアGPの週末を利用して各チームに意見を求めていた。

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