
F1中国GP:2025年大会に向け1km超えストレートのDRSゾーンを変更
2025年F1第2戦中国GPに向けて、上海インターナショナル・サーキットのDRS(ドラッグ・リダクション・システム)ゾーンが延長された。これにより、オーバーテイクの増加が期待される。
バックストレートのDRSゾーンが75m延長
今回の変更では、ターン13を抜けた後のバックストレート(1.170km)におけるDRSゾーンが75m延長された。従来、DRSの稼働地点はターン13の450m奥に設置されていたが、これが375m奥に変更された。他の稼働地点やDRS検知ポイントに変更はない。
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上海インターナショナル・サーキット(F1中国GP)のコースレイアウト図-2025年版
DRS検知地点1 | ターン12 |
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DRS検知地点2 | ターン16の35m手前 |
DRS稼働地点1 | ターン13の375m奥 |
DRS稼働地点2 | ターン16の98m奥 |
昨年の中国GPでは、通常のオーバーテイクが25回、DRSを使用したオーバーテイクが20回記録された。特に通常のオーバーテイク回数は2024年シーズン最多であり、今回のDRSゾーン延長により、バックストレート終端のヘアピンでのオーバーテイクがさらに増加することが予想される。
2025年大会に向け、上海インターナショナル・サーキットにはさらなる改良が施された。全長5.451kmのコース全面が再舗装されており、グリップレベルの向上が予想される。また、トラックサイドパネルの高さが全て最低2.5mに設定された。