マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、2023年7月15日インディカー・シリーズ ホンダ・インディ・トロントにて
Courtesy Of Penske Entertainment

マーカス・エリクソン、ガナッシ離脱…2024年インディカーでアンドレッティに移籍

  • Published:

佐藤琢磨と並ぶインディ500ウィナーの元F1ドライバー、マーカス・エリクソンは2024年に向けて、4シーズン在籍したチップ・ガナッシ・レーシングを離れアンドレッティ・オートスポーツに移籍する。

2014年から2018年までのF1参戦を経て、2019年にシュミット・ピーターソン・モータースポーツと契約しインディカーに転向したエリクソンは、その翌年にガナッシに移籍。61戦を通して2022年のインディ500を含む4勝を挙げ、今季最終3戦を残した現在、ランキング6位につけている。

マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、2023年5月29日インディ500優勝祝賀会にてCourtesy Of Penske Entertainment

マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、2023年5月29日インディ500優勝祝賀会にて

アンドレッティ・オートスポーツについてエリクソンは「モータースポーツ界で最も伝説的な名前の一つ」であるとして、移籍は「夢の実現」だと語った。

またチームオーナーのマイケル・アンドレッティは「我々がレースやチャンピオンシップで勝つことを望んでいるのは周知の事実」であるとして、「そのためにはマーカスのような天賦の才能と強い意志を持ったドライバーが必要だ」と強調した。

ライアン・ハンター=レイの離脱以降、アンドレッティはここ2年、シリーズチャンピオンやインディ500ウィナー不在でシーズンを戦ってきた。

アンドレッティは来季も4台体制でインディカーにフル参戦する計画で、2027年までの契約を持つコルトン・ハータと、新加入のカイル・カークウッドは2024年もチームに留まる事が確定している。

残りの1台には、現役レギュラードライバーのロマン・グロージャンとデブリン・デフランチェスコに加えて、デイル・コインのデイビッド・マルーカスの名前が取り沙汰されている。