メガネにマスクという姿でインタビューに答えるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2021年3月14日F1バーレーンテスト3日目Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピエール・ガスリー、昨年の雪辱と開幕戦の鬱憤晴らしに燃える「大量ポイントを懸けて戦えない理由がない」

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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、2021年FIA-F1世界選手権第2戦エミリア・ロマーニャGPに先立って抱負を語った。中団上位を狙えるAT02の高い競争力を武器に、昨年の雪辱戦に気合をみなぎらせている。

昨年のレースでガスリーは、自己最高位タイとなる2列目4番グリッドからスタートしたものの、ラジエーターの溶接痕から水が漏れるトラブルに見舞われ、9周目に無念のリタイアを喫した。レースを終えたガスリーは「これまでで最も辛いリタイヤだった」と肩を落とした

初戦からの3週間のインターバルはガスリーの”飢え”を掻き立てる。3月末のバーレーンでの開幕戦では、同じく5番グリッドという有望な位置からスタートしたものの、4周目にダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触した事でフロントウイングとフロアが破損。早期の戦線離脱を強いられリタイヤ(17位完走扱い)という失望の結果に終わった。

ピットイン作業でピエール・ガスリーのフロントウイングを交換するアルファタウリ・ホンダのクルー、2021年3月28日F1バーレーンGP決勝レースにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

ピットイン作業でピエール・ガスリーのフロントウイングを交換するアルファタウリ・ホンダのクルー、2021年3月28日F1バーレーンGP決勝レースにて

大量ポイントを懸けて戦えない理由がない

ピエール・ガスリー

ダニエルとの接触があった事を除けばバーレーンの週末は上手くいっていたし、前向きな材料を多く得る事ができた。フリー走行では全セッションで上位に付ける事ができたし、予選トップ5は過去最高成績の一つだった。

よって、全体的なパフォーマンスとスピードという面では、今週末のイモラをはじめとする残りのシーズンに向けて非常に有望だと言える。バーレーンを終えた段階としては、僕らのパッケージは大量ポイントを懸けて戦えるだけの競争力があるように見えるし、今後のレースでそうできない理由は何処にもない。

僕らが自信を持っている一例としては、サクヒール(バーレーンGP)の予選Q2をミディアムタイヤでアタックした事が挙げられる。僕らの他に同じ事をしたのは、メルセデスの2台とマックス・フェルスタッペンのみだった。

確かにリスクはあったけど、クルマに対する自信とパフォーマンスレベルの高さを証明する事ができた。別のサーキットでも同じ様にやれるよう願ってる。

まだ(COVID-19に関する)様様な制約があるし細心の注意を払わなきゃならないから、前戦を終えた後はシミュレーターで2・3日過ごし、イースターの週末にはルールを守りつつ家族と時間を過ごした位で、大した事はしていない。

イモラ・サーキットを走行するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1エミリア・ロマーニャGP予選にてcopyright Red Bull Content Pool

イモラ・サーキットを走行するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2020年F1エミリア・ロマーニャGP予選にて

イモラは僕のお気に入りのサーキットの一つだ。ここは高速コーナーが多く、リズムを以て走れるテクニカルなコースで、曲がりくねったレイアウトだから余所見をしている暇がない。

昨年のグランプリでは、このチームとのキャリアの中で歴代2番目となる予選2列目を獲得した。残念ながら5番手を走行していた時にトラブルが発生してしまい、レースは早々に終わってしまったけど、それまでは本当に良い週末を過ごせていたし、今は昨年の悔しさを晴らしたいと思ってる。

ペースが向上しているのは確かだけど、依然として改善できる余地は残されているから、チームは初戦を終えて今も懸命に作業に取り組んでいる。シーズンのこの時期は、誰もがマシンへの理解を深め、最適化の方法を見出してくるものだから油断はできない。だからこそ、前に進み続けるために努力しなきゃならないんだ。

正直に言ってこの3週間の休みは本当に長かったから、レースが待ち遠しくてしょうがない。この後は立て続けにレースが続くから、どんな結果が得られるか楽しみにしてる。


エミリア・ロマーニャGPの戦いの舞台となるのは昨年14年ぶりにカレンダーに復活したアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ。1周4,909mのコースは7割がストレートでエンジン全開率は70%に達する。

昨年のグランプリでは、2列目独占のホンダ勢の内の2台が共にトラブルによって姿を消す衝撃の展開に。最終的に予選2番グリッドのルイス・ハミルトンが逆転優勝を飾り、4レースを残してメルセデスがコンストラクターズ選手権7連覇の偉業を達成した。

F1エミリア・ロマーニャGPは日本時間4月16日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1エミリア・ロマーニャGP特集