アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネン、2020年F1ロシアGPにて
Courtesy Of Antonin Vincent / DPPI

ライコネン、前人未到の323戦へ「記録が懸かろうが僕は普段どおりにレースをするだけ」F1アイフェルGP Alfa Romeo《preview》2020

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アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィが、2020年FIA-F1世界選手権第11戦アイフェルGPに先立って抱負を語った。ライコネンにとっては前人未到の史上最多出走記録323戦が懸かる一戦となる。

シーズン後半戦を迎えて、アルファロメオC39はQ2進出に足るだけのパフォーマンス向上を遂げてきている。フレデリック・バスール代表は「過去数戦で励みになる兆候が出てきたが入賞には至らなかった。今週末はかつてないほど寒くなるとの予報があり、コンディションに適したセットアップを見つける事が重要になる。ここは天候が不安定で有名だから土日は混乱する可能性があり、状況の変化に対する準備も必要だ。目標は2台揃ってのQ2進出だ」と語った。

アルファロメオ:アイフェルGPに向けて

キミ・ライコネン記録が懸かろうが関係ない

記録が懸かっていようがなかろうが、僕はいつものように週末に挑むだけだ。一旦クルマに乗ってしまえばいつもと全く同じなんだから。自分の仕事をして、土曜日と日曜日の両方でベストの結果を出すだけさ。

最近は少しずつ前進してきているけど、自分たちのペースを最大限に生かすためには、予選でもう少しのポジションを得なきゃならない。今週末はそれができることを願っている。

ニュルブルクリンクでは過去に何度かレースをしてきた。幾つかのレースは優勝して然るべきものであったと思うけど、不運に見舞われてしまった。でもそれがレースというものだ。一番最近のレースは良い思い出になったから、今回は新しい思い出を作っていきたい。

アントニオ・ジョビナッツィニュルは優勝の思い出があるサーキット

ここ数回のレースは自信が持てるものだった。前にいるマシンにかなり接近していたし、きちんとした仕事ができればバトルに絡めるはずだ。

予選を上手くやった上でクリーンなレースをする事が大切だ。そうすればチャンスが訪れた時にそれを掴んで戦う事ができる。

ニュルブルクリンクには良い思い出があるんだ。フォーミュラ3時代にレース経験があるんだけど、優勝したこともあるし、表彰台にも2度上がっている。久しぶりにこのコースに戻って来られて嬉しいよ。


F1アイフェルGPの戦いの舞台となるのは、全長5148m、全15コーナーから成るドイツ・ニュルブルクリンクのグランプリコース。ニュルでのF1開催は、当時レッドブルに所属していたセバスチャン・ベッテルが勝利を収めた2013年を最後に途絶えていた。

F1アイフェルGPは、日本時間10月9日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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