メルセデス・フォーミュラEワークスドライバーを務めるストフェル・バンドーンとニック・デ・フリース
Courtesy Of Daimler AG

メルセデスもF1アブダビテストで2台体制、ドライバーラインナップを発表もマゼピンの名はなし

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メルセデスAMGペトロナスF1チームはアブダビGP開幕を迎えた12月11日(金)、ヤス・マリーナ・サーキットで12月15日(火)に開催されるポストシーズンテストに2台のW11を持ち込み、ストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースにステアリングを握らせると発表した。

当初、アブダビテストにはニキータ・マゼピンが起用されるものと見られていたが、どのチームよりも遅くラインナップを発表したメルセデスがチャンスを与えたのは、メルセデスのフォーミュラEドライバー達であった。

国際自動車連盟(FIA)が元F1ドライバーに対して参加を許可する旨の通達を出すまで、このテストは元々、若手ドライバー用のセッションとして指定されていた。マゼピンは過去2年間に渡ってメルセデスと契約を結び、F1デビューに向けた学習の一環として数々のプライベートテストを実施。2019年のインシーズン・F1バルセロナテストの際も、メルセデスから参加している。

ロシア出身の21歳は今季FIA-F2選手権でランキング5位を獲得。F1参戦に必要となるスーパーライセンスの取得要件を満たし、ハースF1チームから来季F1デビューが決定しているが、今週初めに女性の胸を触る動画がInstagramに公開されハースやF1、FIAが声明の発表を余儀なくされるなど、大きな物議を醸している。

トト・ウォルフ代表は、マゼピンが選ばれなかったのは例の”忌まわしき”動画事件とは無関係だと主張。リザーブドライバーでありながらも、ルイス・ハミルトンの代役を務めるチャンスが与えられなかったバンドーンを含む2名のフォーミュラEワークスドライバーを起用したのは「理に叶っている」と説明した。バーレーンでの週末、新型肺炎で欠場を強いられたハミルトンの代役を務めたのはバンドーンではなくジョージ・ラッセルだった。

久々にF1マシンのドライブに臨むバンドーンは「この機会を与えてくれたメルセデスに感謝したい。チャンピオンマシンの感触を確かめるのが楽しみだ」と語った。

昨年のF2チャンピオンであるデ・フリースは、自身初のF1テストに向けて「知らせを受けた日から胸が高まりっぱなしだ。僕にとってはF1デビューだからね。僕を信頼しチャンスを与えてくれたメルセデスには幾ら感謝しても仕切れない。夢が叶ったよ」とコメントした。

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