F1トルコGPでのタイトル決定は確実? ハミルトンがボッタスを抑えてイスタンブールで7度目のチャンピオンを決める条件
パーフェクトゲームを続けるメルセデスのルイス・ハミルトンは、チームメイトのバルテリ・ボッタスに85ポイントもの圧倒的なリードを築いてF1第14戦トルコGPを迎える。イスタンブールでミハエル・シューマッハに並ぶ史上最多タイの7度目のタイトルが決する可能性は非常に高い。
1レースで獲得できる最大ポイントは、ファステストラップ(FL)のエキストラポイントを含めて26点。2020年シーズンのカレンダーはF1トルコGPを含めて残り4戦であるため、11月15日の決勝でチェッカーフラッグが振られた際に、ハミルトンがボッタスに78ポイント差以上をつければチャンピオンシップが決する事になる。
仮にボッタスが優勝したとしても、ハミルトンが2位でフィニッシュすればその差は78ポイントとなり、勝負は決する。つまりボッタスとしてはファステストラップを刻んだ上でのトップチェッカーを狙う必要がある。
とは言え、ボッタスが今季、優勝+ファステストラップを記録したのはソチ・オートドロームでのロシアGPのみだ。仮にハミルトンが入賞圏外またはリタイヤに終わったとしても、ボッタスは6位以上でフィニッシュしなければならない。逆転チャンピオンシップの可能性は限りなく低いと言える。
ハミルトンがF1トルコGPでタイトルを決める条件
ボッタス | ハミルトン |
---|---|
優勝の場合 | 2位 |
2位の場合 | 4位以上 or 5位+FL |
3位+FLの場合 | 5位以上 |
3位の場合 | 6位以上 |
4位の場合 | 7位以上 or 8位+FL |
5位の場合 | 8位以上 or 9位+FL | 6位+FLの場合 | 9位以上 |
6位の場合 | 10位以上 |
上記はフルポイントレースを想定した場合の表であり、荒れた天候などの影響でハーフポイントレースとなった場合は別だ。F1では規定周回数の75%未満でレースが終了した場合、通常付与されるはずのポイントが半分となる。
つまりボッタスにとっては延命に繋がる可能性が高まるわけだが、この場合であってもハミルトンが4位以上でフィニッシュすれば選手権は決する。