Published: Updated:
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、今週末に予定されているF1第2戦中国GPへの展望と意気込みを語った。ブーリエは中国GPでパッケージの弱点が露呈する可能性に言及し、大事なことはマシンの信頼性確保だと述べた。
オーストラリアGP決勝レースでは、ホンダエンジンにトラブルはなかったものの、マクラーレンが製造を担当している車体側に次々とトラブルが発生。ポイント圏内を走っていたフェルナンド・アロンソは、このトラブルによりリタイヤを余儀なくされている。また、リタイヤこそ免れ完走を果たしたストフェル・バンドーンも、レース序盤にダッシュボードの機能に問題が発生するなど、マクラーレン製の車体の信頼性が問われている。
中国グランプリへ向けて
エリック・ブーリエ
マクラーレン・レーシングディレクター
「オーストラリアGPは、我々マクラーレン・ホンダにとって間違いなく難しいグランプリでしたが、いくつかのポジティブな出来事もありました。土曜日の予選ペースは予想を上回っていましたし、フェルナンドは不運なリタイヤまで高いグリッドポジションに留まり続けることができていました」
「中国GPはマシン、タイヤ、パワーユニットに厳しいサーキットであり、天候はしばしば不安定であることが多いため、予期せぬ週末になることが多いグランプリとして知られています。ですが、私たちがオーストラリアGPで見せたライバルチームに比べて良いレースペースが偶然ではなかったことを証明できる場となるでしょう」
「アルバート・パーク・サーキットとは異なり、上海インターナショナル・サーキットには長く速い直線コースがあるため、我々のパッケージの弱点を露呈させるかもしれません。しかしながら、我々はもちろんいつもと同じように攻めるつもりですし、最も重要なことはパフォーマンスに焦点を当てる前にマシンの信頼性を確保することです」