モニターを見つめるマーカス・エリクソン、2018年F1中国GP予選にて
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ザウバーのエリクソンに5グリッド降格とペナルティポイントの加算、予選最下位につきグリッドに変更なし

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F1中国GPのレース・スチュワードは、予選中に提示されたダブル・イエローフラッグを無視したとして、アルファロメオ・ザウバーのマーカス・エリクソンに5グリッド降格ペナルティを科す事を決定した。ただし、エリクソンは予選最下位だったため、グリッドへの影響はなかった。

土曜の公式予選Q1では、エリクソンのチームメイトであるシャルル・ルクレールが最終コーナーでスピンした事でダブルイエローが発動。停車が可能な速度域までの減速が指示されたが、無線で「イエローフラッグ」とだけ聞かされたエリクソンはコンマ5秒程度の減速しか行わず、規約に違反した。

「結果的には僕のミスだったんだけど、コミュニケーションに少し相違があったんだ。エンジニアは”イエローフラッグ”とだけ伝えてきたから、通常のイエローの際の行動を取ったんだ」

スポーティング・レギュレーション付則Hは、公式予選でダブル・イエローフラッグが提示された場合、ラップタイムを完全に放棄する事と定めている。スチュワードはエリクソンに対して、グリッド降格だけでなくスーパーライセンスに付帯するペナルティーポイント3を加算する事も合わせて発表。エリクソンのペナルティーポイントは累計5となった。

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