レッドブルF1のチーフメカニック、日本GPを前にライバルチームに移籍
レースチーム・チーフメカニックを務めていたリー・スティーブンソンが第4戦日本GPを前に、18年に渡るレッドブル・レーシングでのキャリアに終止符を打った事を明らかにした。
スティーブンソンは2000年にメカニックとしてジョーダンに加わりキャリアをスタートさせた。レースチームの一員として初めてフルシーズンを戦ったのは2005年、ティアゴ・モンテイロのマシンのリアエンドメカニックとしてであった。
2006年シーズンを前に創設間もないレッドブルに加わると、ナンバー2メカニックとして経験を積んでいき、2014年以降はナンバー1メカニックに昇格。2020年までマックス・フェルスタッペン車を担当した。
2021年以降はサポートチームのチーフメカニックを務め、昨年からはレースチームのチーフメカニックの役割を担っていた。
レッドブルでの職務最終日となった3月28日(木)、スティーブンソンはInsgaramにビデオメッセージを投稿し、週明けの4月1日(月)より「ピットレーンの反対側のチーム」で新たなキャリアをスタートさせると明かした。
「レッドブルの一員として僕が投稿するのはこれが最後だ。今日が僕にとっての最後の日なんだ」
「信じられないほど素晴らしい18年間だった。最初はRB2から始めてRB16B、そしてRB19に携わる事ができて本当に良かった。ここにいる皆に感謝したい。素晴らしい時間を過ごす事ができた」
「僕が仕事を始めた2006年当時は、レースに勝ったり、ポールを獲得したり、チャンピオンシップを制したりするなんて思っても見なかったけど、その全てを実現する事ができた。本当に素晴らしい思い出だ」
「僕の次の章は、ピットレーンの反対側にある新しいチームと仕事を始めるために飛行機で日本へと飛ぶ月曜日に始まる。本当にやり甲斐のある挑戦だけど、準備はできている」