ジル・ビルヌーブ・サーキットでアルピーヌA523をドライブするピエール・ガスリーとマクラーレンMCL60のランド・ノリス、2023年6月16日F1カナダGP
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2023 F1カナダGP《FP1》結果/概括:走行僅か4分の珍展開、急遽FP2延長へ…CCTVカメラ障害で

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2023年F1世界選手権第9戦カナダGPの金曜1回目のフリー走行は開始4分を過ぎたところで赤旗が振られ、コースに設置されたCCTVカメラが作動しないトラブルが同時発生した事から、再開されずにそのまま終了という異例の展開となった。

6月16日(金)のジル・ビルヌーブ・サーキットは朝に雨が降ったものの路面は乾き、日本時間26時30分からのオープニングセッションは気温20℃、路面温度31℃のドライコンディションでスタートした。

ただ、開始3分という序盤にピエール・ガスリー(アルピーヌ)がターン8の出口でストップ。ドライブシャフトのトラブルを報告した。再始動を試みたものの自力での走行は叶わず、黄旗の後に赤旗が振られた。

チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは「原因は分からないが、クラッチが切れてしまっているようで再び繋ぐことができないようだ。大掛かりな修復が必要ないといいのだが」と説明した。

遅々としてセッションが再開されず混乱が広がり、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)がマルバツゲームに興じる中、開始20分を経て国際自動車連盟(FIA)は、CCTVカメラに問題が発生している事を明らかにした。これはインシデントやトラックリミットの監視のために設置されているカメラと思われ、落雷の影響が疑われる。

結局、最後まで解決する事はできず、3周を走って1分18秒728を刻んだバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がタイムシートのトップに立った。タイムを計測したのは12台のみだった。

セッションの殆どを失った事を受け、「安全上の理由」から開始時刻の前倒しという形でFP2が30分間延長される事が決まった。2回目のフリー走行は日本時間6月16日(金)29時30分から90分間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第9戦カナダGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:18.728 3
2 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:19.175 +0.447 3
3 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:19.807 +1.079 3
4 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 1:20.154 +1.426 3
5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:20.231 +1.503 3
6 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:21.496 +2.768 3
7 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:24.045 +5.317 3
8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 1:24.336 +5.608 3
9 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:24.961 +6.233 3
10 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:25.991 +7.263 3
11 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:26.809 +8.081 3
12 21 ニック・デ・フリース アルファタウリ・ホンダRBPT 1:32.274 +13.546 3
13 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 2
14 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 2
15 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1
16 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1
17 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 2

コンディション

天気曇り
気温22℃
路面温度37℃

セッション概要

グランプリ名 F1カナダGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 ジル・ビルヌーブ・サーキット
設立 1978年
全長 4361m
コーナー数 14
周回方向 時計回り

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