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フェーズ2エンジンにトラブル発生…F1カナダGP予選を前にメルセデス陣営に激震
メルセデスAMGは、F1第7戦カナダGP3回目のフリー走行でレーシングポイントのランス・ストロールに発生したトラブルの原因が、内燃エンジン(ICE)に関連するものであった事を発表した。
8日土曜に行われた最終プラクティスでストロールは、アウトラップ中のロングストレートでマシンリア側から白煙と炎を吐き、そのままピットレーンへと向かった。当初ハイドロリック系のトラブルが疑われていたが、メルセデスが問題の原因はエンジンにあることを明らかにした。
メルセデスはジルヴィルヌーヴでの週末に先立って、レーシングポイントとウィリアムズを含む全6台に、今季第2世代となるフェーズ2エンジンを投入。ストロールのトラブルの原因がこの新しいスペックに由来するものなのか、はたまた個体固有の問題なのかについては明らかになっていない。
FIA国際自動車連盟は、FP3開始前にレーシングポイントがストロールのMGU-Kを交換したことを明らかにしているが、本件との関連は不明。問題が発生したエンジンは今季2基目のものであり、チームは予選を前に、過去6戦に渡って使用してきた古いスペックのエンジンにロールバックする見通しだ。