フェラーリ育成カラム・アイロット、アルファロメオの2021年リザーブに就任…F1ポルトガルGPのFP出走へ
アルファロメオ・レーシングはF1第3戦ポルトガルGPの開幕を直前に控えた4月27日(火)、フェラーリ育成傘下のカラム・アイロットと2021年のリザーブドライバー契約を締結したと発表した。
スイス・ヒンウィルのチームは既にロバート・クビサを同職に迎えているが、現在参戦中のヨーロピアン・ル・マン・シリーズのイベントと日程が被ることで幾つかの週末に帯同できない事もあり、アイロットとの契約に至ったようだ。
22歳のイギリス人ドライバーは2019年に初めてF1テストに参加。最近では2020年末にアブダビで行われたポストシーズンテストでもステアリングを握っており、既に何度かアルファロメオと共にセッションを消化している。
アイロットは「過去2年で行った2回のセッションのおかげで、F1チームでの仕事の進め方に慣れる事ができた。リザーブドライバーの一人として早くマシンに乗り込み、チームの前進に貢献できればと思ってる」と語った。
昨年のアイフェルGPでのハースからのF1公式プラクティスデビューは悪天候のため叶わなかったが、アイロットは契約の一環として今週末のF1ポルトガルGPを皮切りに、シーズンを通して何度かFP1でドライブし、F1での経験を深めていく。
アイロットはFIA-F2選手権で優勝3回、表彰台6回を誇り、速さと一貫性、そして勤勉さを兼ね備えたドライバーとしての評価を確立しつつある。
チーム代表のフレデリック・バスールは以前行ったアイロットとのテストセッションに触れて「彼の仕事ぶりと素晴らしいフィードバックが印象に残っている。今週末、再びコース上で彼の姿を見るのが待ち遠しい」と語った。