アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィとミック・シューマッハ、2020年F1アイフェルGPにて
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シューマッハとアイロット、悪天候でアイフェルGPでのF1デビュー走行叶わず…再チャンスはあるのか?

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注目を集めていたミック・シューマッハとカラム・アイロットのF1デビュー走行は叶わなかった。悪天候のためにメディカルヘリが飛行できなかったためセッション開始要件が満たされず、ニュルブルクリンクでのF1アイフェルGP初日フリー走行は事実上の中止に追い込まれた。

7度の皇帝ミハエル・シューマッハの息子はアルファロメオから、英国の若手ホープであるアイロットはハースからのFP1参加が予定されていたが、濃霧による視界不良がそのチャンスを奪い去った。レギュレーションは、緊急事態が発生した際にけが人を最寄りの病院に迅速に搬送できるよう、セッションの開催要件に医療用ヘリの飛行を定めている。

ニュルブルクリンクでのグランプリの次には、アルガルベ、イモラ、トルコでの3連戦が控えているが、ポルトガルGPの舞台であるアルガルベはF1初開催であり、他の2つのサーキットは久しぶりのF1開催という事で、チーム側に若手を走らせるような余裕はない。

その次に控えるバーレーンは、シューマッハとアイロットが参戦中のFIA-F2選手権の最終ラウンドが行われる。そのため、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属する2人の若手の再出走の可能性があるとすれば、ヤス・マリーナ・サーキットでの最終アブダビGPに限られてくる。

アイフェルGPの初日を振り返ったフェラーリのマッティア・ビノット代表は「(走行できなかった事が)2人にとって残念である事は明らかだ」と述べた上で、次のように続けた。

「次戦でのリスケを試みる事になるだろうが可能性は低い。次のポルティマオは誰にとっても、そしてF1にとっても新しいサーキットであるため、トップドライバー達も練習が必要になるはずだ。その次のイモラは土日のみの2デイ開催であり、トルコもまた新しいサーキットだ」

「それにバーレーンではF2のレースがあるため、彼らはチャンピオンシップを締め括るべく集中しなければならない。よって次のチャンスはアブダビとなる可能性が高い」

仮にアブダビでの再チャンスが決定すれば、同じFDA所属のロバート・シュワルツマンにも影響を及ぼす可能性がある。マラネロはシューマッハ並びにアイロットと並行して、アブダビでシュワルツマンをF1デビューさせる計画を立ていた。

フェラーリの意向が通るのは、パワーユニットを供給しているアルファロメオとハースのみだ。もし3名を走らせるとすれば、本家フェラーリのセバスチャン・ベッテルにFP1での見学を求める事になるだろう。

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