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2017年3月4日に鈴鹿サーキットで開催された鈴鹿モータースポーツファン感謝デーで、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーションが会見を行い、2017年シーズンSF全7戦の決勝レースがBSフジで生中継をされる事を発表した。地上波ではないものの、BSアンテナが設置されていれば無料で視聴できる。
スーパーフォーミュラとは?
かつてF1に参戦していた中嶋一貴や小林可夢偉をはじめとして、今季マクラーレン・ホンダのレギュラードライバーに就任したストフェル・バンドーンが在籍していたことでも知られる国内有数のフォーミュラカーレース。そのコーナリングスピードは2016年F1マシンを凌ぐほど速く、毎回迫力のレースが展開されている。
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2017年SF開催日程
- 第1戦…鈴鹿サーキット = 4月22日(土)〜23日(日)
- 第2戦…岡山国際サーキット = 5月27日(土)〜28日(日)
- 第3戦…富士スピードウェイ = 7月8日(土)〜9日(日)
- 第4戦…ツインリンクもてぎ = 8月19日(土)〜20日(日)
- 第5戦…オートポリス = 9月9日(土)〜10日(日)
- 第6戦…スポーツランドSUGO = 9月23日(土)〜24日(日)
- 第7戦…鈴鹿サーキット = 10月21日(土)〜22日(日)
解説には松田次生
日本レースプロモーションはプレスリリースにおいて「無料放送でシリーズ全戦が力バーされることは前代未聞」とし新しいモータースポーツファンの開拓に期待を込めた。解説は実況でおなじみのピエール北川と本山哲、解説には松田次生が加わる。なお、引き続きJ-SportsでのCS放送も継続される。
単年で終わらず是非継続を
実情は不明だが、事業としての”BSでのSF放送”を考えると、採算は到底取れないのではないかと思われる。故に今回の放送決定の背景には、フジテレビ及びSFに参戦する大手自動車系メーカーであるトヨタやホンダ等の企業の資金面負担、があるのではないだろうか。
エンジン車からEVカー車への市販車のパラダイムシフトが起こりつつある昨今、車のコモディティ化は着々と進んでおり、大手自動車メーカー各社においては如何にクルマ好きな顧客層を育てていけるかが大きな課題であると思われる。そのため我々formula1-dataは、この課題への対処の一環として、スーパーフォーミュラBS放送を決定したのではないかと考えている。この手の活動は長期的かつ継続的に実施されねば中々その目的を達成しづらい。1年限りで終了するのではなく、継続的に無料視聴できる環境を作っていって頂きたい。
微力ながらも応援できることがあれば応援していきたいと思います。