ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソ
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来季契約を手にしたバンドーン「母国でのグリッド降格はモチベーションに影響ない」F1ベルギーGP 2017《初日》

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規定数を超えるエンジン交換によって、ストフェル・バンドーンは初の母国レースとなるベルギーGPで35グリッド降格ペナルティーを受ける。にも関わらず、当のバンドーンはペナルティーは自身のモチベーションには影響しないと主張する。このポジティブな姿勢は、マクラーレン・ホンダとの来季契約が確定した事と無縁ではないだろう。

近年のマクラーレン新人ドライバーは、セルジオ・ペレスやケビン・マグヌッセンのように、契約僅か一年足らずでクビを言い渡されるケースが目立っていた。バンドーンに心のゆとりが出来たであろうことは想像に難くない。若手有望株の一人としてチームから高く評価されるバンドーンには、今シーズン後半戦、そして来季に向けて走りに集中できる環境が整ったと言える。

バンドーンは金曜初日のFP1とFP2を10番手と14番手という冴えない結果で終える事になったが、最後尾スタートが決定しているため、決勝を見据えてのロングランに集中して取り組んでいたという。

バンドーン:F1ベルギーGP初日を終えて

モチベーションは問題ないFP1: 10位, FP2: 14位

今日の車の感触はすごくポジティブだったよ。ハンドリングはかなり良かったね。日曜日の決勝で最後尾スタートするのは分かってるから、いつもの金曜日とは少し違ったプログラムをやったんだ。決勝に向けてのマシンセッティングのために、燃料の多い状態で走ることに集中したよ。焦点は決勝に定めているからね。上手くいけば変わりやすい天気で良い結果が出せるはずさ。

ペナルティは僕のモチベーションに全く影響しないよ。スパで起こったことは残念だけど、それはそれ。シーズン序盤にあった問題を思えばペナルティーは避けられなかったし、いつもこんな感じだったからね。先の事を考えなきゃならないし、これがこの後のグランプリで助けになればいいね。

残りのシーズンには自信があるんだ。今までと同じように僕らに合ったサーキットもあれば、それほど上手くいかないサーキットもあるだろうけど、ポイントを掴み取れるチャンスが来たら、逃さずそれを手に入れないとね。


2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。3回目のフリー走行は日本時間8月26日(土)18時から、予選は21時からとなっている。

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