成り行きを見守る長谷川祐介
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ホンダF1長谷川「新型エンジンはトラブルフリーで成果を発揮、入賞チャンス有」F1ベルギーGP 2017《初日》

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ホンダF1のトップを務める長谷川祐介は、F1ベルギーGPで投入した最新型のエンジンはトラブルフリーで成果を挙げており、マクラーレン・ホンダが日曜の決勝でポイントを獲得するのは十分可能だと考えている。

ホンダは改良された内燃機関(ICE)を含むアップデートエンジン「SPEC3.6」をストフェル・バンドーンに投入、バンドーンは14番手で初日のセッションを締めくくった。一方のアロンソには「SPEC3.5」が与えられ、午後のフリー走行を11番手で終えている。

スパ・フランコルシャンはエンジンパワー要求が極めて高く、ホンダにとっては最も不利なサーキットの1つ。金曜初日の段階で入賞圏内となるトップ10に接近する結果を残せたのは、パフォーマンス改善の現れと評価できよう。

ホンダF1:ベルギーGP初日を終えて

長谷川祐介新型エンジンは成果を出している

今日はFP1とFP2で、両方のドライバーがアップデートされた新しいエンジンを使用しました。持ち込んだアップデートが大きな問題もなく、きちんと機能している事を確認できて満足しています。今日は全体的に言ってポジティブな1日になったと考えています。パワーハングリーなサーキットでの苦戦を予想していただけに、ストフェルとフェルナンドの二人共がトップ10に近い結果を残してくれた事も嬉しく思っています。

F1での初の母国レースとなるストフェルがグリッド降格ペナルティーを受け決勝をスタートするのは残念ですが、アップデートされたパワーユニットをいち早く投入するためにチームとしてエンジン交換を決断しました。このような難しい状況にもかかわらず、ストフェルは地元のファンの前で堅実な走りを見せてくれました。フェルナンドは午後のセッションで順位を上げてくれました。二人とも良い形で明日の予選を迎えることになるでしょう。

ここはスパウェザーが有名ですから、今週末はトリッキーなレースになる可能性があります。とは言えそれを除外して考えたとしても、私は両方のドライバーがレースでポイントを獲得するチャンスがあると考えています。


長谷川が初日の結果を肯定的に評価する一方で、アロンソはポイント獲得のためには全てを完璧にこなす必要があるとのネガティブなコメントを発表している。

2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。3回目のフリー走行は日本時間8月26日(土)18時から、予選は21時から始まる。

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