険しい表情のホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、F1バーレーンGP土曜
copyright Red Bull Content Pool

ホンダF1「僅か1台しかQ3に進出できず厳しい結果」F1バーレーンGP《予選》

  • Published:

「4台中1台しかQ3に進出できなかったと言う点で、厳しい予選だったと感じています」 第2戦バーレーンGP予選を振り返ったホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターはこのように語り、ホンダ製F1エンジンを搭載する2チーム4台の予選成績に厳しい評価を下した。

頼みの綱のレッドブル勢はマックス・フェルスタッペンが5番手を確保するも、6番手ハースのケビン・マグヌッセンとのギャップは僅か1000分の5秒。”辛うじて”トップ2チームの後に続く展開であった。

もう一台のRB15のステアリングを握ったピエール・ガスリーは、1000分の55秒という僅差ながらも、13番手に留まりまさかのQ2敗退。対象的に、トロ・ロッソのアレックス・アルボンはキャリア2戦目にして12番手を獲得しており、シニアチームのドライバーとして、あるまじきリザルトとなった。

田辺テクニカル・ディレクターはフェルスタッペンの5番手について「いつものように力強いパフォーマンス。決勝レースに向けてポジティブ」としたが、「他の3台については難しい場所からのスタート」と語り、タフなレースになるとの見通しを示した。

とは言え「レースは長く何か起こるか分からない。ポイント獲得のチャンスはある」とも述べ、可能な限り上位を目指して巻き返しを図ると誓った。

ホンダ勢バーレーンGP予選結果

5番手
マックス・フェルスタッペン(Red Bull)
12番手
アレックス・アルボン(Toro Rosso)
13番手
ピエール・ガスリー(Red Bull)
15番手
ダニール・クビアト(Toro Rosso)

ポールポジションはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。2番手はチームメイトのセバスチャン・ベッテルが確保。跳馬がフロントローを独占した。

2019年F1第2戦バーレーングランプリ決勝レースは、日本時間3月31日(日)24時10分から行われ、1周5412mのコースを57周する事で勝敗を決する。

F1バーレーンGP特集