
アントネッリ、初日完全制圧。キャデラック悪夢でアストンホンダ最下位回避も… / F1オーストリアGP 2026《FP2》結果と詳報
2026年F1第8戦オーストリアGPのフリー走行2回目(FP2)が6月26日(金)に行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分07秒014のトップタイムを記録した。
前戦バルセロナ・カタロニアGPではバッテリーのトラブルによりリタイヤを余儀なくされたが、その不運を払拭する走りを見せ、今週末の本命であることを印象づけた。
アントネッリに迫ったのは、もう1台のメルセデスではなくマクラーレン勢だった。オスカー・ピアストリが0.237秒差の2番手、ランド・ノリスが0.325秒差の3番手で続いた。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)はセッション開始時にマシン作業が長引き、約8分間の走行機会を失った。その遅れを最後まで取り戻し切ることはできず、6番手でセッションを終えた。
大改良レッドブル、ターン3で苦戦
アップグレードを投入した各陣営では明暗が分かれた。
大規模な空力アップグレードを投入したレッドブル・レーシングはドライバビリティの問題を抱え、ドライバーたちはターン3の進入と立ち上がりで挙動を乱すマシンに苦戦した。
さらに、マックス・フェルスタッペンはドライビングポジションの違和感を訴えた。「シートポジションが全然違う。いったいどうなってるんだ? すごく寝かされた姿勢になってるんだけど」
それでも4度のF1王者は、アントネッリに0.550秒差の4番手をマークした。チームメイトのアイザック・ハジャーは、フェルスタッペンに0.194秒差の7番手につけた。
アップグレード版のパワーユニットを投入したフェラーリは、ルイス・ハミルトンが5番手。シャルル・ルクレールは最終のフライングラップで中止を強いられ、8番手にとどまった。
レッドブル・レーシングと同じく空力を刷新したアウディは、ガブリエル・ボルトレートがリアム・ローソン(レーシング・ブルズ)に続く10番手を記録した。
キャデラックに悪夢、アストン最下位回避も
一方、同じく意欲的な空力パッケージを持ち込んだキャデラックにとっては、災難続きのセッションとなった。
セルジオ・ペレスはFP1終盤と同様に電気系統のトラブルに見舞われ、開始10分を待たずにコース上でストップした。これによりバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入され、セッションは実質的に7分近く中断した。
さらに、バルテリ・ボッタスもセッションの折り返しを前にトラブルに直面。作業精度の問題からフロア前方が地面方向に沈み、火花を散らしながらピットへと戻ると、早期のセッション打ち切りとなった。
その結果、アストンマーティン・ホンダ勢は最下位に並ぶことなく、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが20番手につけた。
とはいえトップとの差は2.786秒で、直前の18番手カルロス・サインツ(ウィリアムズ)とのギャップでさえ、1.413秒という大差がついた。
3回目のフリー走行は、日本時間6月27日(土)19時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第8戦 オーストリアGP フリー走行2(FP2)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:07.014 | 0.000 | 32 |
| 2 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:07.251 | 0.237 | 32 |
| 3 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:07.339 | 0.325 | 32 |
| 4 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:07.564 | 0.550 | 29 |
| 5 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:07.611 | 0.597 | 33 |
| 6 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:07.637 | 0.623 | 25 |
| 7 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:07.758 | 0.744 | 28 |
| 8 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:07.855 | 0.841 | 35 |
| 9 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:08.235 | 1.221 | 34 |
| 10 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:08.300 | 1.286 | 30 |
| 11 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:08.376 | 1.362 | 33 |
| 12 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:08.378 | 1.364 | 29 |
| 13 | 87 | ベアマン | ハース | 1:08.532 | 1.518 | 33 |
| 14 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:08.559 | 1.545 | 32 |
| 15 | 31 | オコン | ハース | 1:08.830 | 1.816 | 33 |
| 16 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:08.831 | 1.817 | 30 |
| 17 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:08.838 | 1.824 | 34 |
| 18 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:09.131 | 2.117 | 30 |
| 19 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:10.544 | 3.530 | 27 |
| 20 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:10.698 | 3.684 | 32 |
| 21 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:11.307 | 4.293 | 6 |
| 22 | 11 | ペレス | キャデラック | 2 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 32℃ |
| 路面温度 | 48℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1オーストリアGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行2 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | レッドブル・リンク |
|---|---|
| 設立 | 1969年 |
| 全長 | 4326m |
| コーナー数 | 10 |
| 周回方向 | 時計回り |