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ファイナルラップの最終コーナーまで、バルテリ・ボッタスとの優勝をかけたバトルを繰り広げたセバスチャン・ベッテル、惜しくも届かず2位でゴールした。1ストップ戦略を選んだベッテルは、第一スティントで履いていたウルトラソフト・タイヤに苦労したと語り、その原因は高い路面温度にあるとの見解を示した。
9日日曜のレッドブル・リンクは、週末を通して最も高い50℃超の路面温度を記録、柔らかいコンパウンドをチョイスしたマシンはブリスターによるマシンバランスの悪さに苦しんでいた。
オーストリアGP決勝後コメント
セバスチャン・ベッテル決勝: 2位, 予選: 2位
今日は第一スティントで履いていたウルトラソフトタイヤに手こずってしまったよ。ちょっとオーバーヒート気味だったんだと思う。雲が厚くなって路面温度が下がってきたら、バランスが良くなってきて、ペースも上がったんだ。接戦だったから、勝てなくて悔しいよ。
ここのところ、マシンへの理解をどんどん深めてきているし、今回のレースでは良いところがたくさんあったよ。今日は優勝できると感じてたから、完全には満足してないんだ。レース序盤には十分な速さがなかったね。ペースはまずまずだったんだけど、バランスが悪かったんだ。
長い歴史があるし、2003年に初めてF1マシンを走らせた場所でもあるから、ここは好きなんだ。だいぶ昔の事だけど、今でも良い思い出が幾つもある。シルバーストンでのレースを楽しみにしてるよ。
タイトル争いをリードするベッテルは、2位につけているルイス・ハミルトンが4位フィニッシュしたことで、その差を20ポイントに広げた。
決勝レースの詳細については、2017年F1オーストリアGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。